魔拳のデイドリーマー

osho

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第18章 異世界東方見聞録

第348話 交渉は順調……?

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「と、いうわけで、近々僕らはこの国の首都……『キョウ』の都に招かれて、そこでこの国の王様と会うことになった。まあ、厳密には言い方とか色々細かい部分違うんだけど、概ねそう理解しといてくれれば問題ない。この町には長くてもあと1週間くらいだと思うから、各々準備よろしくー」

 と、相変わらず軽い感じで言うドナルド。

 現在、僕らは宿の大広間で、ドナルドとオリビアちゃんから、交渉の進捗状況を聞いている所だったんだが、そこで聞かされたのが今の話だ。

 どうやら外交交渉は上手くいってるっぽいな。専門分野でも何でもないから、詳しいことはわからんけど、国の首都で王様に会えるってんだから、順調なんじゃないかとは思う。
 警戒されてたりとかすれば、首都に招かれたり、まして王様に会えるわけもないし。

 それと正確には、ドナルドの言う通り言い方は少し違うけどね。
 この国の国家元首は『天皇』とか『帝』って呼ばれるはずだから。

 ともあれ、そういうわけで僕らは近々、この町を後にすることになりそうなわけだ。

「えー、もうこの町出てっちゃうの? そこそこ楽しみ方がわかってきたところだったのに」

「楽しみ方……? ねえ、誰かこの辺りで喧嘩騒ぎが頻発してるとかいう情報聞いた?」

「ちょっ、エルクちゃんひどい! 何よ、それじゃ私が暇つぶしにそこらへんで喧嘩吹っ掛けて回ってるように聞こえちゃうじゃない!」

「違うの?」

「違うわよ! 私が言ったのはお酒よお酒! この辺で美味しいお酒のお店ようやく把握できてきたところでさあ……今度私が丸1日フリーの日に、それ全件片っ端から梯子して回ろうとか思ってたところなの! あと、お土産用にいっぱい買いたいし」

 失礼ね、ってぷんすか怒ってるシェリーだが、それを見る皆は苦笑を浮かべていた。

 普段が普段っていうか、それが可能なら実際にそうしてるからなあ……この戦闘狂娘は。
 お酒だって、あくまで次点で好きなものにあげられるくらいの順位だし。

 こちらとしては、いきなり新天地で(しかも国交その他諸々について今正に交渉中)騒ぎになるようなことをされるよりかは、平和的に飲食を楽しんでくれている現状は好ましいけども。実際。

 まあ、向こうから絡んできたような場合は止める理由はないけど、よくも悪くも珍獣扱いされている僕らは、遠巻きに眺められることはあっても、絡まれるような事態には現状なっていない。幸か不幸か、そういう視線さえ気にしなければ普通に過ごせる環境だ。

 それに、もともとシェリーや、彼女と一緒にお酒探訪を行っているセレナ義姉さんは、人と壁を作らず、すぐ仲良くなれるタイプの人間だ。
 いや、人間じゃなくてネガエルフとハーフエルフだけど、まあそれはいいとして。

 いわゆる『飲みュニケーション』を通じて、早くもこの付近の居酒屋や酒屋では顔なじみの客として認識され始めているようだった。

 この辺りじゃ見ない髪色や、そもそも種族が違うってのに、ふつーに受け入れられるってのは、2人のコミュニケーション能力の高さってもんを感じるな。あとは、この町の人たちの懐の深さや、商売人のしたたかさもだろうか。異国人が相手でも、酒と商売があれば仲良くなれるっていう。

 その2人以外のメンバーも、それぞれ思い思いに町を楽しんでいたようだ。

 シェーンとミュウは、港町ってことで海鮮料理や魚介系の食材が手に入ることから、そういう店を中心に回ってたみたいだ。

 魚を生で食べるっていう、アルマンド大陸ではどマイナーな文化がここでは普通に行われていると知って驚いていたようではあるが、それもすぐに受け入れて、自分の経験というか、糧にしてたな。ここでも料理人・シェーンの成長に期待できそうだ。

 もともと、元海賊の2人は、魚を生で食べる文化があることは知ってたし――そういう文化を持つ場所に行ったこともあったそうな――カルパッチョなんかの料理をレパートリーにも持ってたからな。ある程度ノウハウはすでにあるはずだ。うん、楽しみ。

 ザリーはこの新天地でも情報収集に熱心……かと思いきや、彼は今回オリビアちゃんにつきっきりの様子。護衛としても、恋人としても、ずっと一緒にいて楽しんでるっぽい。
 仕事がそのままプライベートの楽しみにもなってるって、便利と言うか強いと言うか。

 まあ、本人達が楽しんでいるのであれば何も問題はあるまい。

 オリビアちゃんとしても、仕事の合間におしゃべりしたりして息抜き出来て嬉しそうだしね。

 なお、さすがに四六時中一緒にいるわけではなく、オリビアちゃんが書類仕事とか、外交ないし政治が絡む仕事の時は、秘匿事項とかも扱うから、ザリーは外しているようだった。

 その間ザリーは、今度こそ『情報屋』として色々な情報を集めている様子。
 やっぱり自分の本業についてもおろそかにはせず、か。さすがプロだな。

 ナナとクロエはいたって普通に観光を楽しんでるようだ。

 美味しいもの食べたり、買い物したり、色々面白そうな場所を見つけて覗いてみたりとかね。

 もっとも、娯楽系の施設はそこまで多くない上、ちょっと文化の違い的に戸惑うようなものも多かったみたいだけども。
 芝居小屋でお芝居を見たりしたようだけど……演目がかなり和風というか、歌舞伎みたいで独特な雰囲気で……おもしろくはあったが、さすがに驚いたし戸惑ったという話だった。
 
 あと……『賭場』に行って丁半博打までやってきたって聞いた時はこっちが驚いたな。
 時代劇でしか見たことないけど、いかにもガラ悪そうな場所だし……僕は個人的に賭け事は嫌いだしね。

 そんなところに女の子だけで行って大丈夫なのか、ってちょっと心配したけど、そのへんはむしろ立ち回りは心得てるようだ。忘れがちだけど、この2人、元軍人だもんね。

 で、元じゃない現役の軍人であるギーナちゃんは、基本的に『護衛としていつでも動けるように』って宿で待ってるスタンスだ。

 いざって時に合流して即座に護衛に入れるような方法や、そうやって集まるまでの防御手段やら何やらなんて、当然準備して仕込んであるし、そもそも誰かしらすぐに動けるように配置とかローテーション考えてるから、自分がフリーの時くらい普通に遊んでていいのにねえ?

 そしてそんな感じだから、時々そんな真面目な彼女を、半ば拉致するようにシェリーとかが連れ出して遊びにいくんだよな。

 あんまり強引にそういうことするのは正直どうかと思うものの、そのくらい強引にやらないとギーナちゃんを遊びの場に連れていくのは難しいから、ちょうどいいような気も一方でする。
 少なくとも、ギーナちゃんもそこまで嫌がってはいないというか、いざ行ってみれば楽しんでるようでもあるしね。

 そして、残るメンバー……僕や師匠をはじめとした『マッド組』プラスお目付け役のエルクは、例によって面白そうな素材やら何やらがないか見て回る日々を送っていた。

 主に『陰陽術』関連、およびこの国独自の素材とかを見つけて、興味を持ったもの片っ端から買って確保して、っていう、やりたい放題の爆買いライフだ。
 研究室でじっくり1つ1つ解析してみるのが楽しみったらない。

 とまあ、そんな感じで各々この町を堪能していたわけだ。
 その期間、実に1週間以上。

 けど、かなり大きな町だし、土地勘も……どころか、この街に関する知識一切なし、正真正銘手探りで町を調べていくような状況だったから、まだまだ堪能しつくしたとは言えないんだよなあ。

 実際、シェリー以外にもちょっと残念そうにしてる面々が何人かいるし。
 1週間という時間は、決して『長い』とは言えない時間だったわけだ。

 そんなことを考えていると、何やら考えこみながら、ザリーが口を開いた。

「けど兄貴、これって……単に順調に交渉が進んだ結果としてこうなったのかい? いくら何でも早すぎると思うんだけど」

「それは私も思いましたね……何か、特別な理由があったりしませんか?」

 ザリーとナナが、いぶかしげな表情になりながら、そんな風に指摘する。
 ? 何か気になる点でもあったのかな?

「ザリー、ナナ、どういうこと?」

「どういうことも何も、言ったまんまだよ。上陸から一週間と少し……最初に手紙のやり取りを行ってから数えても、まだ半月も経ってないんだよ? それなのに、いきなり王様……あー、帝だっけ? そんな偉い人に会えるなんて、どう考えてもおかしいから」

「ましてや、今まで全く国交がなかった国です。極端な話、向こうは『フロギュリア連邦』という国がそもそも実在しているのかすら知らないわけですから、そのあたりも含めて可能な限り情報を集めて色々な裏を取ってからでないと、そもそも交渉自体進展のしようがないはずなんですよ」

 ……言われてみればそうだな。

 この国……ヤマト皇国からすれば、僕らは見たことも聞いたこともない、あるのかどうかも確信が持てない場所から来た異邦人だ。こっちの言い分を10割信じるのでもなければ、いちいち出てくる謎な単語やら何やらを、これまたいちいち疑問視し、確認しなければいけない。
 そしてそれらに要する時間は、恐らくは膨大なものになるはずだ。

 ……思い返せば、日本史でも『黒船来航』当時、外交関係の交渉を進めるのに、相手国の使節を半年待たせたなんていうこともあったらしいしな。国同士の交渉は、そのくらい慎重に行われてしかるべきとも言える。

 ましてや、1週間なんて……うん、そう考えるとおかしいか。
 何だってこんなに早く、どこの馬の骨とも知れない奴を、首都に迎え入れて王様に謁見、なんて状況に進めさせるんだろうか?

 この状況がおかしいっていう点については、ドナルドもあっさり『俺もそう思う』と認め、

「会話の端々から読み取ったり、何気ない流れの中で質問して確認してみたんだけどね……どうもその『キョウ』の都とやらで、お偉いさんの鶴の一声があったらしい。その詳しい内容まではさすがにわからなかったけど、間違いなくそれがこの決定に大きく絡んでる」

「鶴の一声、ねえ……」

 外交上非常に重要でデリケートな問題をすべてすっ飛ばして、国の最高権力者に異邦人をポンと会わせることができるような、鶴の一声……想像もできんな。
 一体何者だよ、この展開を望んで、その一声を発した奴ってのは?

 コレ、外交交渉上果たして好ましい事態なのか……それとも、何か面倒ごとが後ろに控えてるのか……後者でないことを祈るけど、前者はあまりに希望的な観測だよなあ……。

 結局、『キョウ』行き自体は決まりなので、何か起こった場合に備えて、僕ら護衛役に一層力を入れてもらいたいっていうドナルドの要請を受け、その話は終わりとなった。

 曰く、『何があるかはわからない。けど、確実に何かはある』だそうで。
 ……余計に怖いパターンだな。『何かある』とこちらに気取られることも覚悟の上、計算の上で、何かが起ころうとしてる可能性すらあるわけだし。

 隠して何かを企まれるのは、それはそれでいきなりの対処になるから厄介だけど、そういうのは事前に知られると対策されるから隠して行われる分、こちらとしても要点さえ抑えれば対処してしまえるケースも多い。

 逆に言えば、隠す気なく何かを起こそうとしてるパターンってのは、『感づかれても思い通りにできる』『対策なんてものを心配しなくてもいい』っていう自信があることの裏付けにもなるからな……そのへんが怖い。

 とはいえ、僕らとしてはきちんと備えて対処する以上のことはできないわけだし……やれやれ、コレは観光とかしてる場合じゃなくなったか。冒険者として、依頼を全うしないと。

 もちろん、もともと疎かにするつもりはなかったけどね。『遊び』の部分が切り詰まるだけだ。



 『キョウ』行きまでそんなに時間もないってことで、その日以降は僕たちは、きちんと護衛の仕事にも力を入れつつ、この町でやれることに思い残しがないよう、同時進行で思い切り楽しんだ。

 買い物、食事、娯楽、酒……思い思いに時間を過ごしてたわけだが……残念ながらその中でも、楽しみたいと思っていた分野で進展がなく終わってしまったチームもいた。

 言わずもがな、僕たちマッド組である。

 素材類はともかくとして、『陰陽術』についてのノウハウやらハウツーについては、モグリのそれも含めて色々探しては見たものの、人脈も何もないこの国ではさすがにそう簡単には見つかるものでもなかったため、折角ロクスケさんから聞いた知識も生かせず終わった。

 けど、これもロクスケさんから聞いたんだが……その手の輩はより大都市に行くほど多く存在しているようなので……ひょっとしたら、これから向かう『キョウ』の都、あるいはその周辺とかで、それ系のとっかかりを見つけられないかな……なんて、ちょっと期待している。

 『陰陽術』。諦めるには、あまりに魅力的過ぎる……神秘の技だ。
 何としても解き明かして、僕の知識に、血肉に、そして力にしてみせる。

 ……そうそう、そのロクスケさんについてなんだが、その話を聞いた時に同時に受けた、あの『相談』というか『頼み』について。
 彼の主人から命じられた、5つの『宝』を探して来いっていうアレについてだ。

『火鼠の皮衣』
『仏の御石の鉢』
『つばくらめの子安貝』
『龍の首の玉』
『蓬莱の玉の枝』

 めっちゃ聞き覚えのあるお宝である。どれも。
 しかも、よりにもよって見事に5つそろって……これ、偶然とかじゃないよな?

(どう考えても……『竹取物語』に出てくる、かぐや姫の無理難題5つ、だよね)

 日本人なら誰でも知っているであろう、日本最古の物語……『竹取物語』。
 その主人公、かぐや姫が、求婚してきた5人の貴公子に要求したもの5つ。

 どうしてこの5つの宝(の内のどれか1つ)を求めているのかはわからなかったけど、ひょっとして『これを持ってきた人と結婚します』とでも言ってる美少女ないし美女がいるんだろうか。
 いや、聞く気ないけどね? これ以上首突っ込む気はないし……こっちも仕事とかあるから。

 どっちみち、それらの宝については、知らないし持ってないってことで返事はした。
 ロクスケさんは残念そうにしてたけど、ないものは仕方ないよね。

 『火鼠の皮衣』……たしか、火にくべても燃えない上質な絹のような衣、だっけ? 『火鼠』っていう妖怪から剥ぎ取った希少素材みたいだけど……そんな魔物にあったことはないな。

 まあ、火にくべた程度じゃ燃えない毛皮を持ってる魔物なら、アルマンド大陸にはそんなに珍しくもないんだけど……僕が知る限り、その中にネズミ型の魔物はいない。

 『仏の御石の鉢』と『つばくらめの子安貝』は……どういうものなのかそもそもよく知らない。『仏の(略)』は、御大層な名前から、かなりの貴重品(骨董品?)だろうとわかるし、『つばくらめ(略)』は……安産のお守りだっけ?

 『龍の首の玉』……ドラゴンはもう何度も狩ってるけど、首に玉がついてた奴なんて1匹もいなかったと思う。

 『蓬莱の玉の枝』……えーと、これも僕よく覚えてないんだよな。確か、金とか銀とか真珠とか、宝石系の素材でできてる不思議な植物だっけ?

 このファンタジー異世界になら、あってもおかしくない気もするけど……。
 実際僕、成長途中で地中のケイ素を急激に吸い上げて、体細胞を全てガラスに置き換えて見事な樹木型のオブジェを作る植物、なんてものを作ったこともあるし。
 
 なお、あの時ロクスケさんたちは、この『蓬莱の玉の枝』を探してあちこちの孤島を回ってたらしい。言うまでもなくそんなものは見つかりもしなかったそうだが。

 そして、残念ながら僕もどれか1つとして見たことも聞いたこともないし、持ってもいない。
 いや、聞いたことはあるけど具体的な情報はない。出典、おとぎ話だしな。

 ……作っていいんなら全部用意してみせるが。
 なんなら、本物のスペック超えるようなのを。

 そんなロクスケさんも、偶然なのかあるいは狙ったのか、僕らと一緒のタイミングで『キョウ』に帰ることになったそうだ。
 今回の任務の失敗とか、その経過報告を兼ねて、主人の所にもどらなきゃいけないし、って。

 彼は立場上、陰陽師としても公人としても、僕らに下手に深くかかわるわけにはいかないだろうし、そもそも忙しいだろうから、『キョウ』についたらそこでお別れかもしれないけど……折角だし色々話しておこうかな、と思う。

 もし道中で戦闘か何か……彼が『陰陽術』を使う機会があれば、技を盗むみたいでちょっとアレだけど、研究の参考になるかもしれないし。

 最悪のケースを考えて、拾える資料・材料は何でも見ておきたいからな。

 ああ、あと、ゴン君ともそこでお別れかもだな。
 彼、もともと今回の船旅やら何やらのために、土地勘と多彩な『術』を期待して雇われてたようで……今回の『宝探索』のクエストが失敗に終わった以上は、契約終了ってことになるわけだし。

 ……できれば、妖怪が使う固有の『術』とやらも研究してみたいな。
 知り合いの妖怪とか紹介してもらえないかな、協力してくれそうな人、誰か。

 そしてロクスケさん同様、道中ゴン君の『術』を見る機会も多いといいな、と思ったり。

 ……ああいや、でも、別にトラブルが起こってほしいわけじゃなくてね?
 厄介ごととかはノーサンキューだから、適度に体を動かす程度の何かホラ、うん。



 ……後になってから、僕は知ることとなる。
 この時、やっぱり旗は立ってしまっていたのだと。

 それもご丁寧に、伏線を回収するような形で。



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