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第6章~ラグナロクの始まり~
第122話*
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「ふふ、やっと二人きりになれた。あまり時間をかけられないのは残念だけど……その分、濃密な時間を過ごそうね」
「っ……」
うなじに舌を這わされ、再びびくっと身体が跳ねる。身体が跳ねる度に泉の水もバシャッと飛び散り、中心に妖しい熱が集中し始めた。
――ほ、本当にここでやるつもりなのか……!?
外でやるのは初めてだ。ましてや、いつ誰が来るかもわからないような泉の中で。山や森のように視界が遮られる場所ならともかく、こんなところでは身を隠せる場所もないではないか。万が一誰かが来たらどうする気だ。
そんな羞恥も相まって、アクセルは真っ赤になりつつ兄の手を掴む。
「あ、兄上、これ以上は本当に……」
「そう言えばお前、さっきジークに見惚れてたよね」
「えっ……!? いや、そんなことは……」
「嘘言ってもだめ。ジークの身体見て溜息漏らしてたの、聞こえたもの。やだなぁ、他人の身体に見惚れるなんて」
「そ、それは……決して見惚れていたわけでは」
「そんな目移りしちゃうようないけない子には、ちょっとお仕置きしてあげないとね」
「なっ……あ!」
いきなりズボンごと下着を下ろされ、尻を剥き出しにされてしまう。肌に直接水が触れて、思わず鳥肌が立った。
「兄上、違うんだ……! 本当に見惚れてたわけじゃなくて」
「どっちでもいいよ。見惚れていようとそうでなかろうと、お前が私のものだって事実は変わらないし」
「っ……」
「っ……」
うなじに舌を這わされ、再びびくっと身体が跳ねる。身体が跳ねる度に泉の水もバシャッと飛び散り、中心に妖しい熱が集中し始めた。
――ほ、本当にここでやるつもりなのか……!?
外でやるのは初めてだ。ましてや、いつ誰が来るかもわからないような泉の中で。山や森のように視界が遮られる場所ならともかく、こんなところでは身を隠せる場所もないではないか。万が一誰かが来たらどうする気だ。
そんな羞恥も相まって、アクセルは真っ赤になりつつ兄の手を掴む。
「あ、兄上、これ以上は本当に……」
「そう言えばお前、さっきジークに見惚れてたよね」
「えっ……!? いや、そんなことは……」
「嘘言ってもだめ。ジークの身体見て溜息漏らしてたの、聞こえたもの。やだなぁ、他人の身体に見惚れるなんて」
「そ、それは……決して見惚れていたわけでは」
「そんな目移りしちゃうようないけない子には、ちょっとお仕置きしてあげないとね」
「なっ……あ!」
いきなりズボンごと下着を下ろされ、尻を剥き出しにされてしまう。肌に直接水が触れて、思わず鳥肌が立った。
「兄上、違うんだ……! 本当に見惚れてたわけじゃなくて」
「どっちでもいいよ。見惚れていようとそうでなかろうと、お前が私のものだって事実は変わらないし」
「っ……」
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