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第12章~不穏な空気~
第106話*
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「何って……お前、お腹いっぱいで苦しそうだったからさ。少し、中のものを掻き出しておこうと思って。その方が楽になるでしょ?」
「っ!? ちょ、待ってくれ! それは……あっ!」
せっかく閉じた窄まりに容赦なく指を突き入れられ、アクセルはびくんと腰を跳ねさせた。そのまま中を奥まで掻き回され、出されたものが秘蕾からとろとろ溢れて来てしまう。
「あっ、あっ! ああ、いやぁ……!」
「嫌なの? 苦しいのがなくなって、むしろ気持ちよくない?」
「で、でもこんな……あっ! あぁん……ッ!」
どろっ……と塊のようなものが出てきて、甘ったるい嬌声が上がってしまう。
こんなことで感じたくなかったが、腹の中が少しずつスッキリしていくのは事実で、苦痛から解放されていく爽快感は間違いなくあった。欲望も食い込んでいないから、下腹部を圧迫しているものもない。
不自由があるとすれば、頭上で拘束され続けている両腕だけだ。
――ああそうか……。兄上はこれをやりたかったから、縛ったままにしたのか……。
中を掻き出そうとすれば、絶対に弟に抵抗される。それが面倒だったから、兄はあれこれ理由をつけて腕の拘束を解かなかったのだ。
まったく……この兄は綺麗な顔しているくせに、時々変態っぷりを発揮するから始末に負えない。
最終的に絆されてしまう自分も自分だが、子供の頃から敬愛し続けてきた兄にやられたら、抵抗できなくて当然ではないか。断じて俺が悪いわけじゃない。そういう風に教育した兄が悪いのだ。……多分。
「っ!? ちょ、待ってくれ! それは……あっ!」
せっかく閉じた窄まりに容赦なく指を突き入れられ、アクセルはびくんと腰を跳ねさせた。そのまま中を奥まで掻き回され、出されたものが秘蕾からとろとろ溢れて来てしまう。
「あっ、あっ! ああ、いやぁ……!」
「嫌なの? 苦しいのがなくなって、むしろ気持ちよくない?」
「で、でもこんな……あっ! あぁん……ッ!」
どろっ……と塊のようなものが出てきて、甘ったるい嬌声が上がってしまう。
こんなことで感じたくなかったが、腹の中が少しずつスッキリしていくのは事実で、苦痛から解放されていく爽快感は間違いなくあった。欲望も食い込んでいないから、下腹部を圧迫しているものもない。
不自由があるとすれば、頭上で拘束され続けている両腕だけだ。
――ああそうか……。兄上はこれをやりたかったから、縛ったままにしたのか……。
中を掻き出そうとすれば、絶対に弟に抵抗される。それが面倒だったから、兄はあれこれ理由をつけて腕の拘束を解かなかったのだ。
まったく……この兄は綺麗な顔しているくせに、時々変態っぷりを発揮するから始末に負えない。
最終的に絆されてしまう自分も自分だが、子供の頃から敬愛し続けてきた兄にやられたら、抵抗できなくて当然ではないか。断じて俺が悪いわけじゃない。そういう風に教育した兄が悪いのだ。……多分。
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