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1章:プロローグ
魔の森の生活、でもそろそろ
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俺とリンがアークの所に戻ってきて既に半年以上が経過。
魔界を拠点とするより、アークとの生活が楽だな。
そんなある日の昼下がり。
アークと俺、リン3人で天気も良いので、外でバーベキューをしている。
エールを片手にタバコをふかし、「そろそろ焼けんぞ」という俺の合図で、肉や野菜をみんなでほうばる。 俺の料理の腕前が上がってから、料理は俺が担当。 デザートはリンが担当している。
食事も落ち着き、ベンチの指定席でエールを飲みタバコをふかしている俺。
「アーク、来週ぐれーから、神獣達に会いにいってくる。 転移で行けるっちゃいけるけど、のんびり旅しながら、あれからどうなってんか見て周るつもりだ。
ただ、まさか150年経過してるなって思っちゃいないからよ、硬貨使えるかわからんし、あんま現金も無いから基本ほとんど野宿だな。」
来週からの予定をアークに伝えると、アークが”はっ”となって何かを思い出したようだ。
「かなり前の事だったから忘れてた。。。 ちょっとまってろ!」と言って、家の中にはいり、少し経ってから戻ってきたアークの手には、木箱がある。
「お前が居なくなってから、20年か30年経った時かな、イアンがここに来たんだよ。 ジルの遺言を隊長が戻ってきたら渡してほしいっていってな。」といって、アークが渡してきたのは手に持っていた木箱だった。
「イアン、いい奴だったよ。 シュンから話は聞いていたけどな。 数か月ぐらいここに滞在してな、その時、不死鳥ブランドが飲めるって大喜びでしこたま飲んでたな。 『また来るっす』っていったけど結局こなかったな。」 イアンが滞在した日々を思い出しながら語るアークだった。
「へー、イアンが此処まできたのか。 良く来れたな。 いい奴だっただろ。」
俺は答えながら、手渡された箱を開ける。
その中に入っていたのは、マークのついたドックタグと手紙だ。 俺はさっそく手紙を開け読みだす。
...読み終わった俺は、タバコに火を付けて一服し、エールを飲んだ。
アークもリンも手紙の内容が気になるのか、俺のほうを見ながら、どういう内容なんだよ、早く言えと催促している表情だ。
俺は、それを見て、ニヤッと笑う。
「さすがジルだ。 俺らがもし人間社会に行っても困らないようにって、ギルドでこのタグを見せれば、俺らのしたいように代々のギルドマスターに伝わるように手配してあんだってよ。 金が必要なら、でるっぽいぞ。 まぁ、あとはあの時の苦情とかかな。 ギルドの俺らの部屋も改築禁止で永久に残すように手配してあるらしい。 まぁ、行ってみんのもありだな」
そう言った俺に、リンは考え深めにしていた。 きっと、ジル、イアン達の事を思い出しているんだろう。
「いい奴だったな。 ついでに墓参りでもいってやれ。」とアークが優しく俺の頭をなでていう。
「だな」って俺も嬉しくなりニッコリ笑って答えた。
魔界を拠点とするより、アークとの生活が楽だな。
そんなある日の昼下がり。
アークと俺、リン3人で天気も良いので、外でバーベキューをしている。
エールを片手にタバコをふかし、「そろそろ焼けんぞ」という俺の合図で、肉や野菜をみんなでほうばる。 俺の料理の腕前が上がってから、料理は俺が担当。 デザートはリンが担当している。
食事も落ち着き、ベンチの指定席でエールを飲みタバコをふかしている俺。
「アーク、来週ぐれーから、神獣達に会いにいってくる。 転移で行けるっちゃいけるけど、のんびり旅しながら、あれからどうなってんか見て周るつもりだ。
ただ、まさか150年経過してるなって思っちゃいないからよ、硬貨使えるかわからんし、あんま現金も無いから基本ほとんど野宿だな。」
来週からの予定をアークに伝えると、アークが”はっ”となって何かを思い出したようだ。
「かなり前の事だったから忘れてた。。。 ちょっとまってろ!」と言って、家の中にはいり、少し経ってから戻ってきたアークの手には、木箱がある。
「お前が居なくなってから、20年か30年経った時かな、イアンがここに来たんだよ。 ジルの遺言を隊長が戻ってきたら渡してほしいっていってな。」といって、アークが渡してきたのは手に持っていた木箱だった。
「イアン、いい奴だったよ。 シュンから話は聞いていたけどな。 数か月ぐらいここに滞在してな、その時、不死鳥ブランドが飲めるって大喜びでしこたま飲んでたな。 『また来るっす』っていったけど結局こなかったな。」 イアンが滞在した日々を思い出しながら語るアークだった。
「へー、イアンが此処まできたのか。 良く来れたな。 いい奴だっただろ。」
俺は答えながら、手渡された箱を開ける。
その中に入っていたのは、マークのついたドックタグと手紙だ。 俺はさっそく手紙を開け読みだす。
...読み終わった俺は、タバコに火を付けて一服し、エールを飲んだ。
アークもリンも手紙の内容が気になるのか、俺のほうを見ながら、どういう内容なんだよ、早く言えと催促している表情だ。
俺は、それを見て、ニヤッと笑う。
「さすがジルだ。 俺らがもし人間社会に行っても困らないようにって、ギルドでこのタグを見せれば、俺らのしたいように代々のギルドマスターに伝わるように手配してあんだってよ。 金が必要なら、でるっぽいぞ。 まぁ、あとはあの時の苦情とかかな。 ギルドの俺らの部屋も改築禁止で永久に残すように手配してあるらしい。 まぁ、行ってみんのもありだな」
そう言った俺に、リンは考え深めにしていた。 きっと、ジル、イアン達の事を思い出しているんだろう。
「いい奴だったな。 ついでに墓参りでもいってやれ。」とアークが優しく俺の頭をなでていう。
「だな」って俺も嬉しくなりニッコリ笑って答えた。
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