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3章:学園都市編

2度目の学生、最終学年になって 後編

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学園長室についた5人。 呆気になるイズミをよそに、座るアンガス、俺、リン。 

ライナスがイズミを座させると、イズミが我に返っていう。
「今のって集団転移よね。 学園長ですか?」
「ええ、魔方陣ですけどね。」といって誤魔化すのだった。

そりゃそうだ、集団転移が出来る魔法師は、この人間社会ではいない。 俺は、アンガスがうまく誤魔化したので良しとしよう。

アンガスが話を続ける。
「さて、マクレーン君とカーティスさんは、選択科目の選定があるとおもうので、特に今回は巻き込まれただけですので帰っていただい結構です。」と退室を促す。 イズミは心配そうだが、ライナスは気にもせず、イズミを連れて一緒に退室していった。

彼らが退室した後、俺はタバコに火をつけて一服する。
「なんか用があるから、俺らだけ残したんだろ?」

俺は、なんか嫌の予感がしたが、念のためアンガスに聞く。

「ええ、先ほど絡んだ女生徒なんですが、数多くの特に男性を味方にしています。 ほとんどが地位のある男子生徒、または目見のよい男性もです。 第二王子、宰相の息子、魔法師団長の息子も含まれます。 婚約者達が注意しても聞く耳もたず、彼女を聖女として崇めてる感じですね。
 幸い、竜騎士生徒達との接点がないのか、忙しいので相手にしていないのか、取り巻きになってないのが幸いなのですが、どうも彼女がやけに貴方に目をつけてます。 ご注意ください。」

はぁー俺が女嫌いなのに、なんなんだよ! ちょっと、イラっとする。

「俺が女嫌いなのは伝わってないのか? それに、殺していいなら、殺すが。」
アンガスはヒア汗をかき震えながら言う。
「はい、彼女の担任からもグリント君の女性恐怖症の件は伝わっております。 それに以前、絡んた時も私からも伝えておりますが。。 どうも信じていないようで。。 それに、殺すのは勘弁してください。」

俺は殺気を放ったつもりはなかったが、リンから念話で、俺がイラっとしたため若干威圧していると。
まぁ、このままい脅すか。
「俺やリンに何かしてきた時は、容赦しねぇーぞ。 いいな。」
「ええ、出来れば事前に教えてくれると助かります。」というアンガスに、「考えとく」といって俺とリンはその場で転移しした。


学園長室に独りなったアンガスは冷や汗を吹いていた。
するとノックもそこそこで、第二王子達がはいってきたのだった。

さすがですね。。 これ気づいて去れましたか。 もう、嫌、こいつらと心の中で愚痴り、お花畑達の持論を永遠と聞くことになるアンガスだった。
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