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2章:幼少期編

魔族の襲撃

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ミゼラの町を魔族が襲撃してきた。 そして逃げてきた家族3人をかくまってやったら、魔族の攻撃で俺の一軒家は火の海だ。 あの家族はきっともうダメだろう。 なんて考えていたら、魔族が俺の目の前に立ってる。

「悪いがニンゲン、死んでくれ」ってまた火の炎をはなってきた。
まじ、勘弁だよ。 とりあえず、逃げる俺。 身体強化で逃げるけど、相手のほうが速い。
前世だったら、たわいのない相手なのに、逃げなきゃいけない自分が嫌になる。

「あはは、まてよガキ」って笑いながら追いかけてくる。 何発も火の炎をはなってだ。
「はぁはぁ、ま、まつか」って言って俺はさけては逃げてる。

「つ か ま え た~」って魔族の男。
誰がつかまるかって、刀抜いて、振り払って、後退した。

もう戦うしかない。
「あはは、ガキ、そんな、なまくらな刀で俺に勝てるのか?」って笑ってる。
「うるせぇー」って言って切りかかったけど、カチって音と共に刀は折れた。 ちぇ、魔族の皮膚は固いんだった。 すっかり忘れてたよ。
そのまま、そいつの手刀で、俺の左腕は切り落とされた。
「うわぁぁああああああああ」って叫んだ。 久々の痛みだよ。

とりあえず、切り落とされた左腕を拾って、切り口にあわせた。
「ガキ、腕は戻らないぞ。 ククク」って笑ってる魔族。

そう思ってるのはお前だけだよ。 俺は魔力循環させて、左腕をくっつけた。 魔術が行使できない代わりに俺の中の膨大な魔力は身体強化と回復にしか回せない。
よしくっついた。
「な!」って驚いてるけど、今の俺には決定打がない。

それからは、魔族の攻撃をうけては回復。
「この糞ガキ、早く死ねよ」って、頭つかまれて殴られる。
「はぁはぁ、だ、誰がし、し、しぬか」って精一杯の俺だ。 切羽詰まってる。
「一瞬で炭ににしてやる!」っていって左手に極大の炎が集まりだしてる。

やばい、やばい、俺、まじ死ぬ。 糞神よ、転生させておいて、なにが愛情を知れだ。 愛情なんて知らないまま、俺は死ぬのかよ!!
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