婚約者の幼馴染に冤罪をかけられました
「私、サーシリア様にずっと虐められてきたの」
婚約者の幼馴染、リディアがそう告発したのは突然のことだった。
想像もしないことに、私は驚きを隠せない。
それもそうだろう。
……今の今まで、嫌がらせをしてきたのはリディアの方なのだから。
「サーシリア! 貴様、婚約者にした恩も忘れて!」
私の話も聞きもせず怒鳴る婚約者、マイク。
その態度に普段の私であれば、溜息を堪えるの必死だっただろう。
ただ、今の私の胸にあるのは喜びだった。
──なぜなら、待ちに待った婚約破棄のチャンスがやってきたのだから。
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それもそうだろう。
……今の今まで、嫌がらせをしてきたのはリディアの方なのだから。
「サーシリア! 貴様、婚約者にした恩も忘れて!」
私の話も聞きもせず怒鳴る婚約者、マイク。
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