彼が恋した華の名は:3

亜衣藍

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後日談

Eternal-8

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「っ!」

 突然頭からシャワーをかけられ、聖はむせ返る。

「ゲホッ……急に――口に泡が入ったじゃ――」

「口だけか?」

「え――」

 目を開けたタイミングと、後孔へシャワーヘッドを押し当てられたタイミングが重なった。

 止める間もなく強い水流が肉筒へと入り込み、その内部で息をひそめていた前立腺をダイレクトに刺激する。

 不意打ちの衝撃に、聖は前のめりに膝を折ってしまう。

「あぁ――――っ!」

 甘い悲鳴が上がると同時に、聖の雄芯からは白濁の体液が放たれた。

 ハァハァと荒い息をつく聖へ、史郎は溜飲が下がったような顔でニヤリと笑う。

「ははは、いつもの仕返しだ」

「て……め」

「お前はオレを早漏呼ばわりしやがるが、今日はお前の方が早かったな」


 愉快そうに笑いながら、史郎は聖の身体へとシャワーをかけてやり、綺麗に泡を流してやる。

 バスタブへ滴り落ちたミルクも、泡と一緒になって流れて行った。

 聖は、射精したばかりで力の抜けた身体に活を入れ、どうにか立ち上がろうとバスタプの淵へと手を掛けるが。

 しかし、先回りした史郎が、すかさずその身体を抱え上げていた。

「じゃあ、準備も整ったところで美味しくいただく・・・・・・・・とするかな」

 それがどういう意味なのか嫌になる程熟知している聖は、往生際悪くジタバタと身じろぐ。

「あのな! お前に確かめておきたい事があるって、さっきから何度も言っているのが聞こえないのかっ」

「オレは夜でも昼でも、そこに犯りたいヤツがいれば直ぐに挑む男だ」

(ダメだコイツ。会話が成り立ってない)

 聖は絶望的な気分になりながらも、抵抗を続ける。
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