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【完結】スイングボーイズ【3P/呼吸管理】
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口内が圧迫感に塞がれる。
喉の奥はすっかり慣らされて開ききっていた。
そこへキスするみたいに軽い調子で空翔が出入りを繰り返して、苦しいのと気持ちいいのが交互にやってきてくらくらと眩暈がした。
「んッ、ん゛っ、う゛ッ、あ゛ッ」
ただ奥へ入れっぱなしにされているより、中途半端に息が吸える分限界が引き延ばされて余計に辛い。飲めない唾液と、苦しくて溢れる涙が喉をだらだらと伝って胸まで汚した。
「乾先輩、くぽくぽ気に入ったんですね。とろっとろな顔してますよ」
「こっちもとろとろっすね。空翔が突くたびにきゅんって締まって喜んでる」
そのうちまた目の前がちかちかしてきて、意識が白くかすみ始める。
あ、落ちる。
しかし、ふっと視界が暗転して、支えられなくなった首がかくんと折れそうになるのを空翔の性器が阻んで落ちきれない。
そうしていると唾液と一緒にずるりと口内を解放されて、また肺が勝手に息を吸った。
「い゛、ひっ、げふっ、も、しぬ…っ」
全身に血が巡って再びやってきたびりびりと刺されるような快感に侵されて、身体が痙攣して海渡の性器を締め付ける。そこから耐えきれないほどの快感が後ろから駆け上がって性器に直結して、押し出されるようにだらだらと先走りが漏れた。もう、漏れてるのは先走りじゃないかもしれない。
「響先輩、今イイとこ突いたらどうなるか見ていいっすか?」
駄目、と言う余裕と時間を持たせないまま海渡が浅い所を擦り上げた。
「っ、ああぁ゛ア゛ア!!」
潰れた喉から獣のような咆哮が迸った。
気持ち良すぎて苦しい所。強烈な快感が込み上げて来て脳がばちっと弾ける。目の奥が明滅して眩しさにまた涙が零れた。
「やっ、あっああ゛!ひぐっ、うぅう゛」
往復する性器に絶えずそこを虐められて内腿がびくびくと痙攣し始める。
身体の様子が変だ。腹の奥が膨張するような違和感が込み上げてきて、擽ったいような、痛いような、細い針で刺されるような刺激が腹を内側からちくちくと刺してくる。
「ひっ、や、あぅ、うぐッんっ」
その瞬間は突然訪れた。
膨張した腹の熱がぱちんと弾けて、中をぐるぐると渦巻いていた違和感が一気に外へ放出される。
「うぁ、あぁアっヒッ、ィく!」
最初はただ射精したんだと思った。確かにそうなんだと思う。
腰の後ろを引っ張られるような鋭くて甘い快感が性器を駆け抜けて、びゅるるっと音がしそうなほど勢いよく精液が吐き出された。今まで自慰で感じたことのある射精なんて物の数に入らないほどの重い解放感に、腰だけではなく背中から首筋まで高い電圧をかけられたようにびくびくと強張る。
でも、それだけで終わらなかった。
「ひぁ!?あっ、アッ!イッ、やだぁああ!!」
吐き出した精液を追いかけるように水っぽくて勢いのある液体が噴き出す。
じょぱっ、ぷじゅっという水音が響いて、吐き出した液体がクッションの布地を叩いて膝に跳ね返って来た。
「あぁぁ、あぁあああ…っ」
途切れることなく尿道が擦られて、腹の中を全部引きずり出されるような、射精し続けているような快感に全身を犯される。
永遠にも感じられる快感に背筋がぎくんっと強張って、目の縁が白や黄色の眩しい光で眩んだ。
やがて、その謎の排出感が落ち着いたころ、弛緩した全身ががくがくと痙攣した。その痙攣に合わせて後ろがきゅんきゅん疼いて意志に反して海渡の性器を締め付ける。
「…っく…!」
海渡の余裕のない呻きが聞こえて、一拍後、腹の奥にどろりと熱が広がった。奥まで押し込まれた性器が2度、3度と跳ねて、その度にどぷどぷと中に熱い迸りを感じて腹の中に射精されたのだということを意識の隅で理解した。ふぅふぅと荒い呼吸が聞こえる。
「あ…、あ…」
もうまともな思考ができない。
脳が膨張してそのまま溶けてしまいそうにふわふわ眩暈がして、開きっぱなしの口端からは飲み込むという行為自体を忘れてしまったかのようにだらだらと唾液が溢れた。
「ふふ、触ってもないのにイくだけじゃなくて、潮まで噴いちゃったんですか?えっちだなぁ」
空翔の手が顎に添えられて、唾液でどろどろにぬめった唇を親指が柔らかく愛撫するように撫でる。その指にぎゅっと舌を捕まえられて、引きずり出されるように引っ張られた。
「海渡もイッたみたいですし、僕のこともイかせてくれますよね?」
もう許してくれ。もう今が限界だ。これ以上無理だ。
そう返したいのに、捕まえられた舌がひくひく動いて唾液が溢れただけでまともな言葉は紡げなかった。
喉の奥はすっかり慣らされて開ききっていた。
そこへキスするみたいに軽い調子で空翔が出入りを繰り返して、苦しいのと気持ちいいのが交互にやってきてくらくらと眩暈がした。
「んッ、ん゛っ、う゛ッ、あ゛ッ」
ただ奥へ入れっぱなしにされているより、中途半端に息が吸える分限界が引き延ばされて余計に辛い。飲めない唾液と、苦しくて溢れる涙が喉をだらだらと伝って胸まで汚した。
「乾先輩、くぽくぽ気に入ったんですね。とろっとろな顔してますよ」
「こっちもとろとろっすね。空翔が突くたびにきゅんって締まって喜んでる」
そのうちまた目の前がちかちかしてきて、意識が白くかすみ始める。
あ、落ちる。
しかし、ふっと視界が暗転して、支えられなくなった首がかくんと折れそうになるのを空翔の性器が阻んで落ちきれない。
そうしていると唾液と一緒にずるりと口内を解放されて、また肺が勝手に息を吸った。
「い゛、ひっ、げふっ、も、しぬ…っ」
全身に血が巡って再びやってきたびりびりと刺されるような快感に侵されて、身体が痙攣して海渡の性器を締め付ける。そこから耐えきれないほどの快感が後ろから駆け上がって性器に直結して、押し出されるようにだらだらと先走りが漏れた。もう、漏れてるのは先走りじゃないかもしれない。
「響先輩、今イイとこ突いたらどうなるか見ていいっすか?」
駄目、と言う余裕と時間を持たせないまま海渡が浅い所を擦り上げた。
「っ、ああぁ゛ア゛ア!!」
潰れた喉から獣のような咆哮が迸った。
気持ち良すぎて苦しい所。強烈な快感が込み上げて来て脳がばちっと弾ける。目の奥が明滅して眩しさにまた涙が零れた。
「やっ、あっああ゛!ひぐっ、うぅう゛」
往復する性器に絶えずそこを虐められて内腿がびくびくと痙攣し始める。
身体の様子が変だ。腹の奥が膨張するような違和感が込み上げてきて、擽ったいような、痛いような、細い針で刺されるような刺激が腹を内側からちくちくと刺してくる。
「ひっ、や、あぅ、うぐッんっ」
その瞬間は突然訪れた。
膨張した腹の熱がぱちんと弾けて、中をぐるぐると渦巻いていた違和感が一気に外へ放出される。
「うぁ、あぁアっヒッ、ィく!」
最初はただ射精したんだと思った。確かにそうなんだと思う。
腰の後ろを引っ張られるような鋭くて甘い快感が性器を駆け抜けて、びゅるるっと音がしそうなほど勢いよく精液が吐き出された。今まで自慰で感じたことのある射精なんて物の数に入らないほどの重い解放感に、腰だけではなく背中から首筋まで高い電圧をかけられたようにびくびくと強張る。
でも、それだけで終わらなかった。
「ひぁ!?あっ、アッ!イッ、やだぁああ!!」
吐き出した精液を追いかけるように水っぽくて勢いのある液体が噴き出す。
じょぱっ、ぷじゅっという水音が響いて、吐き出した液体がクッションの布地を叩いて膝に跳ね返って来た。
「あぁぁ、あぁあああ…っ」
途切れることなく尿道が擦られて、腹の中を全部引きずり出されるような、射精し続けているような快感に全身を犯される。
永遠にも感じられる快感に背筋がぎくんっと強張って、目の縁が白や黄色の眩しい光で眩んだ。
やがて、その謎の排出感が落ち着いたころ、弛緩した全身ががくがくと痙攣した。その痙攣に合わせて後ろがきゅんきゅん疼いて意志に反して海渡の性器を締め付ける。
「…っく…!」
海渡の余裕のない呻きが聞こえて、一拍後、腹の奥にどろりと熱が広がった。奥まで押し込まれた性器が2度、3度と跳ねて、その度にどぷどぷと中に熱い迸りを感じて腹の中に射精されたのだということを意識の隅で理解した。ふぅふぅと荒い呼吸が聞こえる。
「あ…、あ…」
もうまともな思考ができない。
脳が膨張してそのまま溶けてしまいそうにふわふわ眩暈がして、開きっぱなしの口端からは飲み込むという行為自体を忘れてしまったかのようにだらだらと唾液が溢れた。
「ふふ、触ってもないのにイくだけじゃなくて、潮まで噴いちゃったんですか?えっちだなぁ」
空翔の手が顎に添えられて、唾液でどろどろにぬめった唇を親指が柔らかく愛撫するように撫でる。その指にぎゅっと舌を捕まえられて、引きずり出されるように引っ張られた。
「海渡もイッたみたいですし、僕のこともイかせてくれますよね?」
もう許してくれ。もう今が限界だ。これ以上無理だ。
そう返したいのに、捕まえられた舌がひくひく動いて唾液が溢れただけでまともな言葉は紡げなかった。
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