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ハツデート

初めてのデートがこんな所でごめんな?……そう陵透は申し訳なさそうに呟いた…

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小澤の急な退職は翌日に朝一番に学園内に一気に広まった。原因は不明。学園長らも連絡を取ろうと心見るものの全く連絡が取れない状態だった。

そんな小澤の退職の事も直に薄れ始めて来る、とある日の土曜日。朝一番でこの日も図書室で会っている中、陵透は桜に問いかけた。

「…桜、今度デートしようか」
「デートって…」
「まぁ、日曜かなんかでだけどな」
「いいの?」
「あぁ。どこに行きたい?」
「どこでもいい?」
「あぁ。」
「……本当に?」
「どこ?」
「陵透の家…行きたい…」

そう呟いた桜はきゅっと巻き付いた。そんな相手を抱き締めて『解った』と呟く陵透。いつにするかを聞くと桜からは『明日!』と即答が返ってくる。

「クス、解った」

そうして初めてのデートの約束は無事に取り付ける事が出来た。そうしてそっと体を離し、残りの時間も終わらせた。早々に帰宅をして、桜は明日の事を話した。

「どこ行くの?」
「お買いものして、それから…ぶらぶらとウインドウショッピングとか?」
「気を付けて行ってきなね?」

そうして母にも行く事を話した。この日は明日来ていく服を選ぶのに迷っていた。楽しみで夜もなかなか寝付けずにいた。そんなこんなで、早くも翌日となり、約束の時間である、10時はあっという間にやってきた。

「お待たせ。」
「待ってないよ!大丈夫!!」
「それじゃぁ、すみません、行ってきます」
「はい、気を付けて」

そういい見送られながらも車に乗り込んで出て行った。車内では桜に再度聞いていた。

「本当に家でいいのか?」
「うん!」
「じゃぁ、何か買ってから行くか」
「ん!!」

そうしてスーパーにより、食材を買ってそのまま車に乗り込み、陵透の自宅マンションに向かっていった。13階の2LDK。見晴らしもよく、それでいてきれいに片づけられていた。買って来た物を陵透は運び、冷蔵庫にしまいながら桜に聞いている。

「何か飲む?」
「何がある?」

そう問いかけながらも桜はパタパタとキッチンに居る陵透の元に駆け寄った。

「お茶と、牛乳と…トマトジュース…?」
「お茶がいい」
「だろうな…クスクス」

笑いながらもお茶を注いでそれを桜が持ち、リビングに向かった。ピッとリモコンで音楽をかける陵透。心地よい洋楽が流れてくる。ソファに座る桜の横に何のためらいもなく陵透は腰を下ろした。

「何か気の利いたのがあればいいんだけど…何かあったかな…」

そう言うとDVDのラックを見に立ちあがる。様々な種類がタイトルを連ねている。しかし、桜にはなじみの無い物ばかりだった。そんな中で、唯一自分も見に行ったことのあるアニメの映画のDVDを見付けた。

「陵透もこれ好きなんだ!!」
「…それ?まぁね。」
「テレビ版も見た?」
「いや?その劇場盤だけかな。」
「何で?面白いのに…」
「覚えてねぇんだな」

くすっと笑うと背中からそっと抱きしめて話し出す陵透。

「それ始まった時に授業中だろうと関係なく話してたろ。」
「え…でも、これやったの去年だよね?」
「それでも教科担任はやってた!」
「…そっか。!!……それ陵透覚えてたの?」
「あれだけ騒がれたらな。他の生徒も皆面白いっていうし。」

そういいながら腕を緩めてDVDをかけだした。ソファに座り、2人は見だす。しかし少し経つと桜の肩に少し重みがあった。陵透が方に凭れていたのだった。

「陵透?」
「………」

しかし返事はない。髪を避けるとさらりとして指をすり抜ける。

「…かわいい……」

そう呟くとリモコンをとって少し音量を落とす桜。その後はじっと陵透の顔を見ている。口唇にそっと指で触れるとそのままなぞる…その直後、ペロリと舐められた。

「…!?!?」
「クスクス…寝てると思った?」
「うん…」
「桜と一緒で寝る訳無いだろ…」

なぞる指をパッと離すもののその手は陵透の手で引き寄せられる。そのままソファにトサっと押し倒された桜。

「陵…透?」
「桜?スカート短か過ぎ…それに…肩とか……」
「だって…いつもと違う格好していきたかった…」
「だけどそれで他の男に振り返させてんじゃねぇよ…」
「振り返ってなんかないよ?」
「自意識なさすぎ…」

そう言うと右手で両手首を持って頭の上で半ば拘束し、左手で頬を撫でる。しかし右手の拘束はすぐに解かれ両手で包み込むとそのまま陵透の顔はグッと近づいた。

啄む様にキスを重ねる…わざとリップ音を鳴らしながらも陵透は何度も回数を重ねていった。

「桜…舌…出して?」
「…ふぇ…」
「舌…」
「……こぉ?」

そうして差し出された桜の舌に陵透は自身の舌で応える。互いの舌先だけで舐め合い、口唇を重ねる事なく絡め合う…そんな桜の舌を陵透は吸い込む。

「ン…」
「クチュ…」

少しして離れる陵透。体を起こすも桜はそんな相手の前に立ち、ソファに片膝ついて首にきゅっと巻き付いた。

「桜…?」
「陵…透……」
「ん?」
「…今からいう事…嫌だったら嫌って言ってね?」
「何?」
「…その…・・もう1回…私からキス…していぃ?」
「……うん」

そう言うと陵透は桜の体をそっと話した。そのままゆっくりと顔を近付けていく桜。昨日とは変わって、長く、深く…重ね合ってくる…そのまま腕は首から離され、胸元に降りる。服の上から体をなぞる。ゆっくりと離れて額をコツリとあてると桜は陵透の右手を取り、自身の胸に押し当てた。

「さ…くら?」
「触って…ほしぃ…」

そう言われた陵透はそっと手を離しふわりと抱き締めた。

「桜…焦る事は無いさ…それに昨日の図書室と違ってここであんな事になったら僕は止めてあげれる自信がない…」
「止めてほしいなんて…思わないよ…陵透にシて欲しい…」
「…ッツ」

愛おしい相手にそうまで言われて陵透も理性の糸がプツリと音を立てた。ソファから立ち上がり桜の手を引いて寝室に向かいドサリと押し倒す。その桜の上に覆いかぶさり、バサっと陵透も上着を脱いだ。きれいに整った上半身。無駄の一切ない引き締まった肉体。程よく付いた筋肉が見えた…下から見上げてくる桜の頬を包み込み、少し強引に口唇を重ねる。唾液が混じろうとお構いなしに舌を挿し入れて絡めていく陵透の首に腕を回す桜。遠くの方で音楽が鳴る中、お互いの唾液の混じる音だけが五月蠅いほどに耳に響いていた。

「ン…クチュ……」
「チュク…チュ……ンァ…クチュ…」

時折自身に流れ込む陵透の唾液を飲み込むべくのどが鳴る桜…パチンと外されたブラのホック…服を捲り上げて露わになる胸…舌を這わせながら陵透は胸元にしゃぶりついた。少しずつ固くなるふくらみの突起…吸い付かれて感じる心地よさ…それに併せてもう片方の胸はすっぽりと陵透の手中に収まっている。

「ァ…ッツ」
「柔らかい…桜…」
「ンン…」

無意識に口元に手をやり声を我慢しようとする桜の手をのけた陵透。

「声…聞かせて…」
「アッツ…ンァ…」
「…そう……いい子だ…」

そうして両胸をしゃぶりつくした陵透の手はするっと腰をなぞりあげる…足を開かせ太ももに手を伸ばす…その1つ1つに桜の感情は高ぶり、感じていくために声はあがっていく…腰、へそ…太もも…少しずつ体を下に降ろしながら舌も同時に這わせていく陵透…太ももを抱えてツーっと舌先で焦らしていく。

「…ンンァ…陵…ハァハァ透……」
「ん?なに?」

しかしキスを落としながらも少しずつ桜のスカートを降ろしていく。気付けば下着のみに剥ぎ取られている下半身が露わになっている。そんな時、再度上体を上げて桜に口唇を重ね、時期に首筋に顔を埋めた。その時、陵透の右手は桜の下腹部を下着越しに捉えた。

「ァッンァ…」
「…ん?どうした?」
「…アァ…ン…」
「こんなに濡れて…桜…かわいい…」
「やぁ…恥ずかしい…」
「恥ずかしい事は無い…もっと桜の甘い声…聴きたいけど…?」

そう言うと陵透の指は容赦なく下着の中に滑り込んでいった。ゆっくりとびらんを割り、指を溢れ出る愛液で濡らすとそっと探る様に大きく膨らんだ突起に触れた。次の瞬間ビクっと桜の体は跳ねる…

「ア…ッツ!!」
「ここ?……気持ちいぃ?」
「ん…ァ……ハァ…」
「大丈夫…力抜いて…?僕の指だけ感じて…」

そう言うと小刻みに擦りはじめる陵透。少しずつ上がる声に甘さと熱が混じってくる。再度腰が震えた時、すっと陵透は指を外した。

「ハァハァ…陵…透ぇ…アァ…」
「待ってな?すぐ気持ち良くさせてやるから…」

そう言うと下着を下ろし、ぐいっと両足を開くと陵透は顔を埋めた。そのままぴちゃり…と舐めはじめる。

「ァア…ンァ…!!陵…ンァ…ハァ!!」
「もと啼いて…?」

そう言いながらも蕾を覆う皮を指で開きながらもその蕾をめがけて吸い付いていく…舌先で舐めあげてはくちゅくちゅと舐めるのを止めない陵透。舌先で転がしながら続ける愛撫に桜の腰が今まで以上に高く跳ね上がった。それを見て陵透はもう一度体を起こす。

「…桜…ごめん…限界…」
「ハァハァ…」

カチャリとベルトを外し、ズボンを降ろす陵透…そのままサイドテーブルに手を伸ばして1つ小さな袋を取るとピリっと破り手早く大きく反り立つ一物にかぶせた。

「陵…透…ぇ……」
「優しくする…」
「ハァハァ…」
「痛かったら言って…?」

そう言うと陵透は桜の秘部に一物を宛がうとゆっくりと腰を突き出した。

「ア…ァア…!!」
「痛い?」
「平気……」
「ゆっくり動くぞ…」
「ア…ンァ…おっきい……」

その言葉を聞いて陵透はゆっくりと…ゆっくりと確かめるように中へと押し込んでいく。根本まで一旦射れ込むと頭を撫でた。

「桜の中…すごい気持ちぃ…」
「陵…透……ンァ」

ゆっくりと動き出し、少しずつピストンも激しくなる。少し続けるとゆっくりと動きを止めて桜の両足を持ち上げ、さらに奥へと突き始めた…桜の声にならない喘ぎ声と互いの性器が擦れ合う音…それといやらしくもある水音が室内に響いた…

「…桜…ッ……イク…」

そう言うと陵透の腰がびくりと震えた。同時に桜もぼぅ…と頭がし出している。

そのままゆっくりと動きは静まり、ゆっくりと桜の中からしゅんと小さくなった一物を白濁とした欲望の種のたっぷりと入ったゴムを抜き出す陵透…
そのゴムを手早く処理すると桜の上に覆いかぶさった。

「ごめん…痛かったか?」
「…ちょっとだけ…でも…」

そう言いかけて桜は陵透に巻き付き胸に顔を埋めた。

「陵透と出来て…嬉しい…」
「…フ……僕も…」

優しく抱き締め返す陵透の腕の中でうとうとし始めた桜。しかし時期に意識ははっきりとし出してくる。

「シャワー。浴びるか?」
「…でも…」
「いいよ?もしよければ…」

そう言われ恥ずかしそうにベッドから降り、陵透に言われたバスルームに入って行く。サーーっというシャワーの温度が余計に体の熱を上げていく。コンコンっと戸をノックする音。返事をする間もなく桜の居るバスルームに陵透は入ってくる。

「背中…流す?」
「えっと…」
「ほら、後ろ向いて…?」

そう言いながらも泡立てたスポンジを背中に当てて陵透は洗い出す。しかしそのすぐ後に泡を手に取り後ろから抱き締めると前身に手を伸ばす。

「ァ…」
「胸も…」

そう言いながらも陵透の『洗浄』という名の愛撫は止まらない…浴室の為先程よりも一層声は響く…

「ンン…!」
「…まだ感じたりない?」
「そんな…事…ァア…」

そう返事をしようとするも再度秘部に指が伸びる…泡と混じりながらも愛液が溢れ出ている事は容易に解った。

「こんなに溢れて…訳ないだろ…」
「ぁ…」
「こっち向いて…?」

泡だらけのままの桜を自身の方に向かせて首に腕を回すと耳元で囁いた。

「そのまましっかりとつかまってな?」
「……」

言われるがまま桜は陵透の首にしがみつく。そのまま桜の秘部に指を入れて中をかき乱していく陵透…奥まで入れながらも2本目をするりと受け入れた桜の秘部は熱くなっていた。びくっと見せる反応で指を抜こうとした陵透に桜は慌てた様子で言葉を発する。

「や…ぁ……今抜いちゃ……ダメ…」
「どうした?」
「……ちゃぅ…」
「ん?」
「で…ちゃう…」

その言葉を聞いた陵透はクスリと笑うとズッと抜き出した。すると同時に桜の秘部から放尿されたのだった。真っ赤になる桜とキュッと抱きしめる陵透。

「そんなになるまで感じてくれたのは嬉しいから…大丈夫…気にするな…」
「…でも…」
「問題ない…それより泡、流すぞ?」

そう言うとシャワーの湯を掛けられた桜。大きめのバスタオルで包まれ、抱き上げられると再度寝室へと向かった。ゆっくりと寝かすと陵透は頭を撫でて笑いかけた。

「待ってな?何か作る」

そうして服を着てその場を離れた陵透…キッチンに向かっていった。少しの間、桜は体のどの部分を触っても紅潮していくのが自分でも解った。恥ずかしくも下着を身に付け、陵透の脱いだシャツに腕を通す。そのままふふっと笑っていた。こうして遅めの昼食を摂った2人はDVDを見て時間の許す限り2人で過ごしていた……

帰り、陵透は約束通りに自宅まで送り届けた。車から降りる前に陵透は桜に呟いていた。

「ごめんな?初デートだっていうのにあんな場所で…」
「ううん…嬉しかったよ」

そうして玄関先で母親に挨拶をして2人は別れていった。その日あった事を桜は母に伝えた。もちろん抱かれた事を省いて……


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