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海が綺麗ですね。

Mery Xmas!! 生徒会Side

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本編とは関係のないお話です。










常円寺 一喜の場合

(今日はクリスマスか……)

自室のカレンダーを見ると、25日に赤色で丸印がついていた。

(いつだったか、クリスマスの日にわざわざ印をつけるようになったのは)

きっと、柊と付き合うようになってからだろう。柊と過ごす恋人としての日々は、最初はなれなかったものの、徐々に当たり前の日常になった。

(今日は、柊にケーキでも作ろうか)
 
去年のクリスマスは何もできなかったが、今日はさいわい日曜日だ。

(器具や材料はあるんだが、何のケーキにしようか…
柊はチョコが好きだから、チョコケーキにするか)

俺はケーキの製作に取り掛かった。

~3時間後~

「よし、いい感じ」

ケーキをホールで作るのは初めてだったが、上手くいったようだ。

(後は柊を呼ぶだけだな)

「ふんふ~ん♪」

俺は鼻歌を歌うぐらい浮かれていた。
だからだ、肝心な事を忘れていた。 

今はまだ10時だ………




















縞至 柊の場合

「クリスマス…………」

(一喜……何してるかな……)

起きると既に9時を回っていた。

「ね…すぎ……」

平日は気合で6時には起きるが、今日は完全に気が抜けていた。

(一喜の……とこ…行こ……)

と、思っていたが

「…………グー…」

寝てしまった。


コンコン、コンコン

「……ん~」

ドアのノック音で目を覚ます。

「だ…れ…」

ドアを開けると、そこにはなんだか嬉しそうな顔の一喜がいた。

「一喜……どした…の?」

「ああ、実は特別なものを用意したんだ。だから、俺の部屋に来てくれ」

「わ…かた…」

まだ寝ぼけ眼のまま、一喜についていく。

ガチャ

「どうだ!」

あったのはチョコのホールケーキだった。

「つく…たの?」

「ああ、今日の朝に急いで作った。
一緒に食べよう」

中々見ない満面の笑みをこちらに向けられ、一瞬忘れそうになったが、先程時間を確認したところ……

「まだ………10…じ……」

「へ……」

一喜は分かってなかったのか、先程の笑顔はなくなり戸惑いの表情へと変わってしまった。

「あ…ホントだ……すまん…」

(ショボくれてる…かわいい………)

「べつ…気にして……ない…」

「だが…」

「れ…ぞこ…いれとこ?」

「………分かった」

一喜はショボくれたまま冷蔵庫にケーキを入れに行った。

「一喜…失敗…は……だれ……でも…ある……」

「………」

依然として一喜は下を向いたままだ。

「一喜?」

「…………俺は、柊と楽しいクリスマスを過ごしたかったんだ…なのに……初っ端からこんなミスして…」

そこまで落ち込むことではないと思うが、一喜は相当楽しみだったのか

「一喜、今から…でも……じゅ、ぶん…たのし……すわ、ろ?」

「!、ありがとう」


それからはとにかく一喜とイチャイチャして、昼は出前(生徒会役員特別)をとり、夜はちょっとつまんで、最後は一喜が作ってくれたケーキを食べた。
その後は……ご想像にお任せする。
(言うなれば性なる夜になりました)











泉山 辰巳の場合

(クリスマス…ねぇ……)

クリスマスは、去年同様特に何もせずゆったりするつもりだったが…

大南おおみな君の所にでも行きますか)

大南君とは入学式の日に出会った。

(ああ…あの時の彼は本当に可愛かった)

最初は入学式の日にも関わらず寝ているただの不良だと思っていたが

(起きた時の彼のビクビクっぷり…今思い出してもゾクゾクする)

私は笑っていましたが、彼には怖いと言われてしまいました。


「あんた…なんか怖い顔してんな……」


(まさか顔の事を指摘されるとは思いませんでした。それに、何故か不快感もなかった…)

今までにも、何度か顔の事を指摘された事はあった。
それはどれもこれも、私の弱点を握ったかのように言い、自分が私より優位に立ったと勘違いしていた。

(まぁ、私はそんなものに執着してませんから、何の意味もありませんでしたけど)

相手のあらを必死に探し出し、自分が優位に立とうとするのは弱い証拠だ。

(でも彼は、ただただ、その感情しかなかった)

ああ、はやく、彼に逢いたい。

















獅子宮 椿の場合

(今日クリスマスか~……アイツ来るのかな……)

アイツ、とはもちろん恋人の時雨のことだが

(部屋の鍵全部掛けた方がいいかな……)

なんて事を考えていた。

(去年のようにはなりたくない…)

去年は散々だった……


~1年前~

「ちょ、なんで部屋いんの!?鍵かけたのに!」

「窓開いてましたよ。さて、何してたんですか?浮気ですか?」

そう言う時雨の目は完全に笑ってなかった。

「いや、違うから、親衛隊の子達とクリスマスパーティーしてただけだから」

これは本当だ。時雨と付き合うようになってから誰とも寝てない。

「へぇ~、私よりそっち優先ですか…お仕置きが必要ですか?」

「はっ!?、別に約束とかしてな……あっ、ちょ待って!やめ、あ……」

そのままなし崩しにベッドへGo……



(僕一応タチだったんだけどな~……なんか悲しくなってきた…)

とにかく、今日は部屋を出ず、だらけようと思った。


しかし2時間後ぐらいに時雨が合鍵で入って来て少々イチャイチャしたら、ベッドへGoしました。













最上 楽永・愛永の場合

「あっ!、ねぇねぇ愛永!今日クリスマスだよ!幸珠兄ゆずにぃに手紙書こう!」

「そうだね!何書く?」

「「やっぱり愛だよね~」」  

僕達は、毎年と同じく大好きな幸珠兄ての手紙を書き始めた。


「「できたー!!」」

「なんて書いたの?愛永」

「そっちはなんて書いたの?楽永」

僕達はそれぞれ手紙を交換して読み始めた。

「「あははっ!書いてる内容ほとんど同じだね!!」」

「でもいいよね!愛永!」

「そうだよね!楽永!」

僕達の書く手紙はいつもほとんど同じ内容になるけど、幸珠兄はそれぞれ違う内容の手紙を書いてくれる。

「「早く幸珠兄に会いたいな~」」

優しくて、しっかりしてて、強くて、カッコよくて、綺麗で可愛いあの人に……
















******

風紀委員Sideは明日頑張って公開します!!!

いつも読んでくださりありがとうございます🌟













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