板の剣は相手の頭を叩き割るためのもの

剣聖と謳われた超が付くほどの剣豪が、一人の剣士によって倒されてしまった。

その噂は瞬く間に大陸全土へと広まる。

さらに、大衆を驚かせたのは、剣士が得物としたものが、何と!船を漕ぐ“櫂”。

その噂も漏れることなく大陸全土へと広まり、剣士という剣士たちがこぞって“板の剣”を獲物とし始める。

斬新かついきなり実績を示したものの、その武器の扱いは未だ確立されていなかった。

17歳を迎えたウルは青雲の志を立てて皇都ソレイユを目指す。

未だ使い方すら分からない板の剣を携えて。

果たして、板の剣は使えるのか?使えないのか?

腕を頭をフル活用して、板の剣を極める道を歩む。

板の剣はカタチを変え、使い方をを変えて、さらなる進化を目指す。

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