女ったらしのあんにゃろうは、私の幼馴染で婚約者!
メイミーは、騎士家の娘。
棒きれを振り回しながら育った。
メイミーは、二人の兄の影響で多少がさつだが、兄妹でただ一人の女の子である。
幼馴染のロイドは、同じ騎士家でも王の剣と呼ばれる名門の騎士家。
四人の姉を持つ、姉弟ただ一人の男の子だ。
立場が違うはずの二人の父親はなぜか親友で、年の近い男女が産まれたら婚約させようと約束していた。
そのせいで、名のある騎士家の跡継ぎとして産まれたロイドだったが、家柄の劣るメイミーが、産まれた時からの婚約者とされてしまっていたのだ。
家柄にふさわしく、近衛隊へと就任したロイドはモテモテで、メイミーはそんなロイドに婚約解消を申し出る。
「好きにすればいい」
ロイドにそう冷淡に言われてしまい、ヤケになったメイミーは、男装し、名前の逆読みをもじってエイムと名乗り、城の兵士として働き始める。
そのなかで、ロイドが子爵家のお嬢様と噂になっていることを知り、すでに婚約者ではないのにイライラが募る日々を過ごすメイミー。
だが、やがてエイムとしての活躍が認められ、近衛隊に推挙されてしまい、平穏な日常が終わりを告げるのだった。
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