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「ぁ……やぁん……」

 それでも僕には相当気持ち良かった。 確かにさっきは攻めているっていうのも楽しかったのだけど、やっぱ僕にはこっちの方がいいのかもしれないなと今更ながらに気付く。

「んじゃあ、そろそろ、私の方もいいかな?」

 といよいよ京平も僕の中に自分のモノを挿れてくるようだ。

 僕の後ろに京平がつく。

 そしてさっきのようにモノを僕の後ろの蕾に擦り付けてくる京平。

「ん……ふぅ……んん!!」

 二輪挿しはあまりやった事がない訳で、流石に京平のモノが中に入ってこようとしているのだが、本当にキツいというより流石にあんなに慣らしていても痛いのかもしれない。

 諒馬君のだって既にギリギリなのに京平のモノとなると本当にいっぱいいっぱいだ。

 どうしても人間っていうのは痛いと思うと力が入ってしまう。

「堅くなり過ぎないで……力抜いてくれないと私のが入らないからね」

   そう僕の耳側で言う京平。 そして、そのついでに僕の耳を舐めてくる。

「はぁ……ぁ……」

  ……京平ってずるい。 本当に僕が弱い所知ってるし、耳は僕からしてみたら弱い所なんだから。

 その拍子に少し僕の体に入っていた力が抜ける。

 それを待ってましたかのように京平が僕の後ろから僕の中にモノを入れてくる。

「はぁ……やぁん!!」

  どんどんと中に京平のモノが入ってくる。

 僕の中では痛いのと気持ちいいのと入り混じっていた。

 だって諒馬君のはもう既に僕の気持ちいいポイントに当たってるし、でも京平が僕の中に入れている事で後ろの蕾の方は普段より広げられているのだから、痛いというのと本当に今の僕にとっては両方だ。

 そしてやっとの事で京平のモノが奥の方にまで入ってきたようだ。

「じゃあ、腰動かしてって大丈夫そうかな?」

 と普段の京平より優しい声で言ってきた。

「え? あ、うん……多分……」

   とは答えておいたのだけど、それでもまだ全然痛い。

 そりゃ、今日は二本も後ろの蕾モノを入れているのだから痛いだろう。 
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