婚約破棄よ、こんにちは─妹に婚約者と後継の座を奪われた私は氷の辺境伯に溺愛され幸せになりました
「お姉様のものは、全部私のもの」
甘え上手な妹に婚約者も、後継の座も、両親の愛さえも奪われた伯爵令嬢クラリス。 居場所を失った彼女が命じられたのは、魔女の呪いにより触れるものを凍らせると恐れられる「氷の辺境伯」アルスターへの嫁入りだった。
はじめはそっけなく、一向に近づいてこないアルスターに「放置されている」と不信感と孤独を募らせるクラリスだったが、彼女は知ってしまう。 自分を避けていたのは「呪い」のせいで近づけない、彼の不器用すぎる献身だったことを。
「君に触れたい。だが、私の呪いが君を傷つけるのが怖いんだ」
氷のように冷たいはずの彼が抱えていたのは、誰よりも熱い恋心だった。 孤独な二人は北の地で徐々に惹かれ合い、距離を縮めていく。
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