46 / 625
1章
45話 ブツ、売るよ!
しおりを挟む
ひたすらに採掘しSLv5まで上がる。流石に5種類も納品クエストと採掘を進めていれば1つくらいレベルが上がる。また一つ分かった事だが、採掘出来る物は基本的にくず鉄と他の鉱石のセットで、硫黄が取れたりしたのは完全に特殊ポイントみたいだった。
でも、あまり色んなものを取れても狙えないのを考えれば、移動時間を差し引いても便利と言えば便利だろうか?そのうち転移系の行動とか何かがアンロックされる気もするが、縁はあまりない。
とにかくくず鉄と鉄鉱石を大量に確保、他の鉱石は最低限入手して納品行き。そのうちで作った武器防具も納品済みだ。鍛冶やるの結構大変だったわ。
「ねー、私頑張ったよね?」
「そうじゃの、鬼の形相じゃったが」
いつもの鍛冶受付の爺さんと話しつつギルドショップを開く。ショップメニューのレシピ項目を確認していくと、武具関係ではなく建材としての鉄パイプのレシピが存在していた。
まあ、確かに建材ではあるが、これ、考えてみたら私には武器と何ら変わりない。しかしこの鉄パイプよくよく考えるとかなり凶悪な武器になり得るのは私だけの特権だろう。
しかし問題はGLv3のレシピだけあって中々の高額レシピという点だろうか。とりあえず必要になる額が7,500Z(ゼニー)。こんな大金持った事ねえぞ。どう金策するか考えてみたが金銭確保できるクエストかドロップ品を狙うのが一番だろうか?露店で、と思ったが無人販売の売り上げはない。
騒ぎになる前提であれば無人販売に黒色火薬をぶち込んだらすぐ売れそうではある。
グラム1万とかで売れるんじゃないかな?っていうかそれでもかなり安いと思うけど。
「金策しにロックラック倒しにいくかな……って思ったけどポーション代も捻出できないんだった」
延々と皮と肉集めるのもありではあるが、そっちはそっちで大変だ。何よりも銃格闘を覚えたからと言って獣とか小さい相手だとあまり効果がない。
と言うかコンビネーションで攻撃しにくいので効果が薄いだけなのだが、こうなってくると結局地道に小動物を叩きのめしに行くのが良い事になる。
「先行投資ってのもありだと思うのよね」
自分で開設しておいた露店だが、アクセスしやすいというだけの理由で木工ギルドの隣に置いておいたのだが、その露店を回収したうえで、人通りの少ない裏路地の片隅に設置する。表通りからは気にすればちらっと見えるような位置に調整しつつ、木工製品は変わらず。一つ変える点として、黒色火薬を3gだけ売りに入れる。
よくよく考えれば硝石のデータだったり火薬、爆発騒ぎの原因が知れ渡るようになれば情報が売れる、その情報が売れれば私の懐も潤う。……と、思ったのだが、そもそも鍛冶系の奴に鉄パイプの情報貰った方が早いんじゃないか、そっちの方が安上がりだし。
「でもまあ、弾も銃もガンナーじゃないと作れないわけだし、爆薬価値の方が高いか」
そういえばガンナー特性ってのがあったわ。そもそもの条件をクリアして、なおかつ作れるまでの道のりはかなり厳しいし問題ないか。
「正直今はそんな事より目星の付いた銃を作りたいし」
g/万なので3gだけでも30,000Z。サクッと売れれば鉄パイプのレシピが手に入る。ネットでも調べればすぐに鉄パイプの製法は出てくるが、だとしても流石に厳しい。
手動操作でやれるもんじゃないよ。鉄板を丸くちゃんと筒状に手動で出来る気がしねえ。
「まあ、後はさっさと売れてくれりゃいいわ」
とにかく登録してしばらく様子見しよう。あえてちらちらと見える範囲から表通りに出る。今回仕込んだ露店の場所だが、露店エリアから軽く離れた位置の用事がある奴が通ればちらっと見えるような所だ。で、気になった奴が私の露店を見て火薬を買う、買わないにしろ情報ギルドの露店に行って情報を買う、そして2割が私に落ちる。
「時間潰しで錬金ギルドでポーションの製法確認してみるか」
そうして爆破騒ぎの錬金ギルドに久々に来たわけだが、特に何かが壊れているとかそういうのは一切ない。錬金に関してはギルドレベルを上げる予定は今の所ないので、レシピを確認するだけだ。
白衣を着ている科学者風の受付に話しかけ、何かしら問題がないか一応聞いてみるが、特に変化無し。爆破騒ぎに関しては事故が起きたというだけで私がやらかしたというのは無かった。
で、必要な物であるポーションの製法を聞いてみる。
「そうね、錬金の基本だけど、このレシピに書いてあるわ」
レシピ:錬金初級術
詳細:初歩的な錬金術のレシピ詰め合わせ
「やっぱり貰える訳か……後はポーションがあればいいんだけど」
メニューを開いて確認、レシピを選択すればずらっと作れる物が書いてある。で、肝心のポーションに関しては製法が滅茶苦茶楽だった。水と薬草3枚で抽出すればすぐできるという。
水に関しては生産施設で使う分には問題なく無限に使える。ただ、どこか生産施設の無い場所で生成するとなると用意しなきゃならない、しかも汲める容器も別で手に入れておかないと行けないので結構手間。
とりあえずそんな与太話をしつつ、さっさと生産施設を使ってポーションを作っていく。
そういえば採取だけ冒険者ギルドで取得したが、道具を使わない汎用のスキル2枠だからなのか?何だかんだで使うのは錬金周りだし伐採や採掘とセットじゃないのは不思議に思った。
単純に私みたいに色々と手を出さない人にしてみれば汎用的に取れるものなのだろう。
「ま、それはいいとして」
早速ポーションを作り始める。もう凄い簡単。水を入れた容器に薬草を入れて煮るだけ。余計な事を一切しないでよし。
とりあえず手持ちの薬草12個をポーションにして終わり。こんなに簡単なせいで時間潰しにもなってない
「うーむ……緑色の草から赤色の液体が作られるのって恐ろしいな」
出来上がったHP下級ポーションを眺めながらそんな事を思う。これミントとか入れたら味変わるんだろうか。その辺りの「遊び」に関してももうちょっと余裕が出来たりするなら手を出してみたい。
「もう5本分くらい採取しまわってくるかな……またハーブとか増えちゃうよ」
もうちょっと時間を潰してから様子を見てみたい。採取してもう少しポーションを量産するというのもありかな?そういえば手を出していない裁縫をやるのもいいかもしれない。フリントロック式の銃を作るとなると細かい部分は細工のレベルで決まりそうなところもある。どっちにしろ時間を潰すにしてもやれることはまだ多い。
「うん、こうなったら裁縫ギルド行くかな、4枠目はガンナーギルドがあれば登録したかったけど」
今の所見つかってないし、見つけたらその時考えればいい。裁縫と細工もレベルを上げたら彫金とか新しいスキルに派生するかもしれないし、派生していく可能性は高い。銃の装飾とかも浪漫だし?
そうこうしていつもの様にアカメが冒険者ギルドに行って、裁縫ギルドの受付に挨拶しチュートリアルクエストを受けている間、設営していた露店は大騒ぎになっていた。
変な所にある露店と言うだけで狙い通り見かけた人物がそこに行って露店を見て絶句する。そうしてこそこそと見つからない様にさっさとその場を離れて様子を見るというのが数度ある。
アカメ本人としてはそんな事どうでもいいからさっさと30,000Zを落とせと思っている節もあるのだが、すぐに購入した人物が一人だけ存在していた。
「ふむ……やはり彼女をスカウトしなければ」
尻尾を振りながらシェパード顔の獣人が露店の商品を全て購入し裏路地から出てくるのを数人が目撃していた。
でも、あまり色んなものを取れても狙えないのを考えれば、移動時間を差し引いても便利と言えば便利だろうか?そのうち転移系の行動とか何かがアンロックされる気もするが、縁はあまりない。
とにかくくず鉄と鉄鉱石を大量に確保、他の鉱石は最低限入手して納品行き。そのうちで作った武器防具も納品済みだ。鍛冶やるの結構大変だったわ。
「ねー、私頑張ったよね?」
「そうじゃの、鬼の形相じゃったが」
いつもの鍛冶受付の爺さんと話しつつギルドショップを開く。ショップメニューのレシピ項目を確認していくと、武具関係ではなく建材としての鉄パイプのレシピが存在していた。
まあ、確かに建材ではあるが、これ、考えてみたら私には武器と何ら変わりない。しかしこの鉄パイプよくよく考えるとかなり凶悪な武器になり得るのは私だけの特権だろう。
しかし問題はGLv3のレシピだけあって中々の高額レシピという点だろうか。とりあえず必要になる額が7,500Z(ゼニー)。こんな大金持った事ねえぞ。どう金策するか考えてみたが金銭確保できるクエストかドロップ品を狙うのが一番だろうか?露店で、と思ったが無人販売の売り上げはない。
騒ぎになる前提であれば無人販売に黒色火薬をぶち込んだらすぐ売れそうではある。
グラム1万とかで売れるんじゃないかな?っていうかそれでもかなり安いと思うけど。
「金策しにロックラック倒しにいくかな……って思ったけどポーション代も捻出できないんだった」
延々と皮と肉集めるのもありではあるが、そっちはそっちで大変だ。何よりも銃格闘を覚えたからと言って獣とか小さい相手だとあまり効果がない。
と言うかコンビネーションで攻撃しにくいので効果が薄いだけなのだが、こうなってくると結局地道に小動物を叩きのめしに行くのが良い事になる。
「先行投資ってのもありだと思うのよね」
自分で開設しておいた露店だが、アクセスしやすいというだけの理由で木工ギルドの隣に置いておいたのだが、その露店を回収したうえで、人通りの少ない裏路地の片隅に設置する。表通りからは気にすればちらっと見えるような位置に調整しつつ、木工製品は変わらず。一つ変える点として、黒色火薬を3gだけ売りに入れる。
よくよく考えれば硝石のデータだったり火薬、爆発騒ぎの原因が知れ渡るようになれば情報が売れる、その情報が売れれば私の懐も潤う。……と、思ったのだが、そもそも鍛冶系の奴に鉄パイプの情報貰った方が早いんじゃないか、そっちの方が安上がりだし。
「でもまあ、弾も銃もガンナーじゃないと作れないわけだし、爆薬価値の方が高いか」
そういえばガンナー特性ってのがあったわ。そもそもの条件をクリアして、なおかつ作れるまでの道のりはかなり厳しいし問題ないか。
「正直今はそんな事より目星の付いた銃を作りたいし」
g/万なので3gだけでも30,000Z。サクッと売れれば鉄パイプのレシピが手に入る。ネットでも調べればすぐに鉄パイプの製法は出てくるが、だとしても流石に厳しい。
手動操作でやれるもんじゃないよ。鉄板を丸くちゃんと筒状に手動で出来る気がしねえ。
「まあ、後はさっさと売れてくれりゃいいわ」
とにかく登録してしばらく様子見しよう。あえてちらちらと見える範囲から表通りに出る。今回仕込んだ露店の場所だが、露店エリアから軽く離れた位置の用事がある奴が通ればちらっと見えるような所だ。で、気になった奴が私の露店を見て火薬を買う、買わないにしろ情報ギルドの露店に行って情報を買う、そして2割が私に落ちる。
「時間潰しで錬金ギルドでポーションの製法確認してみるか」
そうして爆破騒ぎの錬金ギルドに久々に来たわけだが、特に何かが壊れているとかそういうのは一切ない。錬金に関してはギルドレベルを上げる予定は今の所ないので、レシピを確認するだけだ。
白衣を着ている科学者風の受付に話しかけ、何かしら問題がないか一応聞いてみるが、特に変化無し。爆破騒ぎに関しては事故が起きたというだけで私がやらかしたというのは無かった。
で、必要な物であるポーションの製法を聞いてみる。
「そうね、錬金の基本だけど、このレシピに書いてあるわ」
レシピ:錬金初級術
詳細:初歩的な錬金術のレシピ詰め合わせ
「やっぱり貰える訳か……後はポーションがあればいいんだけど」
メニューを開いて確認、レシピを選択すればずらっと作れる物が書いてある。で、肝心のポーションに関しては製法が滅茶苦茶楽だった。水と薬草3枚で抽出すればすぐできるという。
水に関しては生産施設で使う分には問題なく無限に使える。ただ、どこか生産施設の無い場所で生成するとなると用意しなきゃならない、しかも汲める容器も別で手に入れておかないと行けないので結構手間。
とりあえずそんな与太話をしつつ、さっさと生産施設を使ってポーションを作っていく。
そういえば採取だけ冒険者ギルドで取得したが、道具を使わない汎用のスキル2枠だからなのか?何だかんだで使うのは錬金周りだし伐採や採掘とセットじゃないのは不思議に思った。
単純に私みたいに色々と手を出さない人にしてみれば汎用的に取れるものなのだろう。
「ま、それはいいとして」
早速ポーションを作り始める。もう凄い簡単。水を入れた容器に薬草を入れて煮るだけ。余計な事を一切しないでよし。
とりあえず手持ちの薬草12個をポーションにして終わり。こんなに簡単なせいで時間潰しにもなってない
「うーむ……緑色の草から赤色の液体が作られるのって恐ろしいな」
出来上がったHP下級ポーションを眺めながらそんな事を思う。これミントとか入れたら味変わるんだろうか。その辺りの「遊び」に関してももうちょっと余裕が出来たりするなら手を出してみたい。
「もう5本分くらい採取しまわってくるかな……またハーブとか増えちゃうよ」
もうちょっと時間を潰してから様子を見てみたい。採取してもう少しポーションを量産するというのもありかな?そういえば手を出していない裁縫をやるのもいいかもしれない。フリントロック式の銃を作るとなると細かい部分は細工のレベルで決まりそうなところもある。どっちにしろ時間を潰すにしてもやれることはまだ多い。
「うん、こうなったら裁縫ギルド行くかな、4枠目はガンナーギルドがあれば登録したかったけど」
今の所見つかってないし、見つけたらその時考えればいい。裁縫と細工もレベルを上げたら彫金とか新しいスキルに派生するかもしれないし、派生していく可能性は高い。銃の装飾とかも浪漫だし?
そうこうしていつもの様にアカメが冒険者ギルドに行って、裁縫ギルドの受付に挨拶しチュートリアルクエストを受けている間、設営していた露店は大騒ぎになっていた。
変な所にある露店と言うだけで狙い通り見かけた人物がそこに行って露店を見て絶句する。そうしてこそこそと見つからない様にさっさとその場を離れて様子を見るというのが数度ある。
アカメ本人としてはそんな事どうでもいいからさっさと30,000Zを落とせと思っている節もあるのだが、すぐに購入した人物が一人だけ存在していた。
「ふむ……やはり彼女をスカウトしなければ」
尻尾を振りながらシェパード顔の獣人が露店の商品を全て購入し裏路地から出てくるのを数人が目撃していた。
32
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる