悪役令嬢は平民（？）と無双する

第一章領地が危険？

領地が危険な様です

え…私の領地危険なの？侍女たちの話をこっそり聞いて疑問に思う。
私は今まだたったの5歳である…(精神年齢は前世と合わせて30なんだけど…）
侍女たち話によれば、
今、この領地は不作で絶望的なじょうきょうなのだそうだ。なのに父上はまだ母上のことで嘆いており、なんの役にも立たないそうだ。
こんな時、私の母上…ハルミヤ様がいたら
と皆が声を揃えてそう言う。
私がどうにか出来たらなぁ…うん？ちょっとまてよ？今、私には前世の記憶があるわけでしょ？ならどうにかならないかなぁ？
この世界の植物は前世の地球にあるものと一緒だ…なら、どうにかなるかもしれない
とりあえず侍女のマリアンヌに頼んで明日畑に連れてってもらおう！
そうとなればさっそく！
「マリアンヌ～」
「どう致しましたでしょうか？エルニア様
」
「マリアンヌ…今、領地が危険な様ですね。その問題の解決策を探すべく明日領地の畑の方に行きたいと思います。至急父上と領地のものに連絡できますか？」
「もちろんでございますエルニア様」
「頼んだわよ」

会話を済ませるとマリアンヌは部屋を出ていった。

10分後

父上がやってきた
「エルニア領地の問題を解決したいとは本当か？」
「もちろんでございます父上」
「ならこの問題を解決して見せよ…そしてその責任は全てお前に与える」
「かしこまりました父上」

父上はそれだけ言うとそそくさと部屋を出ていかれた。

なんなのよ！あの反応…仮に精神年齢が30だとしても普通5歳の子供に責任を任せるか？まぁ頼んだのは私だから仕方ないかも知れないんだけど
こうなったら父上をびっくりさせるほどの成果を上げてやるんだから!!
そう言って私は今日はもう寝て！体力温存しとこーと眠りについた