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「ルカリオにジェーンお前達も見にきたのかい!?」
ユリウスが兄2人の名前を言うと部屋の中に入るように言っていた。兄2人の名前なのか…結構カッコいい名前だよな、俺は足音がベビーベッドに近づいてくるのが分かり音のする方に顔を向けた。
「カイ会いに来たよ。何度見ても可愛いね」
「ジェーンお兄ちゃんだよカイト、ふふ声で分かる?」
1人の兄が名前を自分で言ったから分かった。兄2人は皆いるから赤ん坊の俺に何も出来ないでいるようだ。これが普通の家族と思うが…3人も普通の家族の枠を通り越しているからな……俺はボンヤリと見える兄2人がまだベビーベッドから離れないでジーと赤ん坊の俺を見ているようだ。
トトトト…近くで小さい足音が聞こえ「ルー兄ちゃま抱っこ!」
姉のリンが兄のルカリオに声を掛け抱っこをお願いをしていた。「え、リン今兄様カイを見ているから、ジェーンに抱っこして貰って」
「え?ルカリオお兄様僕もカイトを見ているからリンはルカリオお兄様にお願いしていたんでしょ?」
何故か兄2人とも姉のリンの抱っこを拒んでいるようで…抱っこぐらいしてやれよ~と思っていた
「僕が抱っこしてあげるよリンこっちへおいで」
兄のショーンが言ってきたから俺もホッとしたが…
「や、ルー兄ちゃまが良いの」
姉のリンがせっかくのショーン兄の誘いを断ってきた
「ガーン!妹に断られてしまった…」
「抱っこを断られただけで、この世の終わりの顔はやめてショーンお兄様」
ショーン兄に何かあれば突っ込んでくるよなこの姉は…
中々ルカリオ兄がリン姉を抱っこしないためリン姉が泣き出してしまった。
「うぇぇ~~~ん、ルー兄ちゃまキライ~~ッ」
「ええっ…ご、ごめん…リン兄様が悪かったよ」
慌ててルカリオ兄はリン姉を抱っこしてあげようとしたが、今度はイヤイヤと断られルカリオ兄は泣き止まないリン姉に困っているようだった。
俺は手を動かした…俺が手をバタバタしているのをもう1人の姉が気付きユリウスとユリーナ母さんに教えていた
「父様、母様、カイちゃんが手をバタバタしているよ」
俺の側にユリウスとユリーナ母さんがきて俺の顔を覗き込んでいた。俺はバタバタを止めユリウスの顔をジッと見ていた
「ええ~~~ん」と未だに泣き止まない姉の方に顔を向け、ユリウスが日本語で『リンの所へ行けって?』俺は手をバタバタとして教えた。聞き慣れない言葉にユリーナ母さんはユリウスに訪ねていた。
「旦那様先ほどは何処の国の言葉ですの?」
「ん…前にも話をしたけど、お世話になっていた人が使っていた国の言葉を思い出してつい声に出してしまったね」
ユリウスは笑いながら泣いているリン姉を抱っこしてあやしていた。それを見ていた兄2人がユリウスとリン姉に謝っていた。
リン姉は多分眠りたくて、兄に抱っこをせがんでいたのだろう
俺はこの大家族の中でどんな生活があり、兄2人とシリウスとの関係がどうなって行くのか先が分からない不安が待っていた。
ユリウスが兄2人の名前を言うと部屋の中に入るように言っていた。兄2人の名前なのか…結構カッコいい名前だよな、俺は足音がベビーベッドに近づいてくるのが分かり音のする方に顔を向けた。
「カイ会いに来たよ。何度見ても可愛いね」
「ジェーンお兄ちゃんだよカイト、ふふ声で分かる?」
1人の兄が名前を自分で言ったから分かった。兄2人は皆いるから赤ん坊の俺に何も出来ないでいるようだ。これが普通の家族と思うが…3人も普通の家族の枠を通り越しているからな……俺はボンヤリと見える兄2人がまだベビーベッドから離れないでジーと赤ん坊の俺を見ているようだ。
トトトト…近くで小さい足音が聞こえ「ルー兄ちゃま抱っこ!」
姉のリンが兄のルカリオに声を掛け抱っこをお願いをしていた。「え、リン今兄様カイを見ているから、ジェーンに抱っこして貰って」
「え?ルカリオお兄様僕もカイトを見ているからリンはルカリオお兄様にお願いしていたんでしょ?」
何故か兄2人とも姉のリンの抱っこを拒んでいるようで…抱っこぐらいしてやれよ~と思っていた
「僕が抱っこしてあげるよリンこっちへおいで」
兄のショーンが言ってきたから俺もホッとしたが…
「や、ルー兄ちゃまが良いの」
姉のリンがせっかくのショーン兄の誘いを断ってきた
「ガーン!妹に断られてしまった…」
「抱っこを断られただけで、この世の終わりの顔はやめてショーンお兄様」
ショーン兄に何かあれば突っ込んでくるよなこの姉は…
中々ルカリオ兄がリン姉を抱っこしないためリン姉が泣き出してしまった。
「うぇぇ~~~ん、ルー兄ちゃまキライ~~ッ」
「ええっ…ご、ごめん…リン兄様が悪かったよ」
慌ててルカリオ兄はリン姉を抱っこしてあげようとしたが、今度はイヤイヤと断られルカリオ兄は泣き止まないリン姉に困っているようだった。
俺は手を動かした…俺が手をバタバタしているのをもう1人の姉が気付きユリウスとユリーナ母さんに教えていた
「父様、母様、カイちゃんが手をバタバタしているよ」
俺の側にユリウスとユリーナ母さんがきて俺の顔を覗き込んでいた。俺はバタバタを止めユリウスの顔をジッと見ていた
「ええ~~~ん」と未だに泣き止まない姉の方に顔を向け、ユリウスが日本語で『リンの所へ行けって?』俺は手をバタバタとして教えた。聞き慣れない言葉にユリーナ母さんはユリウスに訪ねていた。
「旦那様先ほどは何処の国の言葉ですの?」
「ん…前にも話をしたけど、お世話になっていた人が使っていた国の言葉を思い出してつい声に出してしまったね」
ユリウスは笑いながら泣いているリン姉を抱っこしてあやしていた。それを見ていた兄2人がユリウスとリン姉に謝っていた。
リン姉は多分眠りたくて、兄に抱っこをせがんでいたのだろう
俺はこの大家族の中でどんな生活があり、兄2人とシリウスとの関係がどうなって行くのか先が分からない不安が待っていた。
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