肋骨と俺の一ヶ月

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第1章 肋骨

第1話 馬鹿も風邪を引く

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俺こと、羽畑うはた華真はるまは体の丈夫さだけがとりえだった。
その代わりに知能という機能を神に捧げた。
すなわち、B☆A☆K☆Aバカである。

ずる休みしようとすると母に

「あんたはね、馬鹿だから風邪をひかないのよ」

と言われたことがある。
そんな俺が人生で初めて風邪を引いた。

【症状】発熱(38.5℃)、鼻水、咳。

普通の人からみたらあーはいはいとりあえず寝とけ、な問題も俺からすると

「え!?頭あっつ!?俺溶けるの!?しぬの!?」

である。なんたって生まれてこの方病気にかかったことなどないのだから。
そんな俺に母は

「薬飲んで寝たらなおるんだから静かにしてなさい」

と、1言くれるだけだった。


次の日になると熱は引いた。

「スッキリとしてるぜ~いぇーゴホッ」

しかし、咳のとその相方の痰くんは
『僕達しばらくここにいるもんね~』
と言うかのように吐くほど咳をおみまいしてくれた。


咳が3週間続いた頃

「ゴホゴホッうぇっゴホゴホッ」

もう咳くんとも友達さ、ズッ友か~といつものように咳をしていると…ズキッと肋骨に痛みが走ったきがした。
咳するときって体に力はいるし、筋肉痛か!!と対して気にも止めなかった。

そして咳くんとお別れした頃…肋骨がズキズキズキズキしだした。
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