それでも桜は美しい
ある小学校の、桜の枝が剪定される話。
即興小説リメイク作品(お題:子供の春 制限時間:1時間)
リメイク前初出 2020/03/23
この作品は「pixiv/note/小説家になろう/カクヨム」にも掲載しています。
即興小説リメイク作品(お題:子供の春 制限時間:1時間)
リメイク前初出 2020/03/23
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とっても好きです。
春は上を向いて桜、夏から秋にかけて視線が下を向くけど、向いた先にも落ち葉がいい音でと、現実の世界は土砂降りの中、目まぐるしい四季折々を楽しませていただきました。
それと、上手く言えないのですが、幼い頃は、今と比べて、見えている世界が狭く深かったんですよね。
大人の人がすっかり慣れてしまった、「人間の残酷さ」「生き物の健気さ」に初めて気づいて、だけどそんな難しい罪悪感を上手に説明する言葉も未完成で、ただただ涙が出るのに戸惑う。
主人公がじわりじわりと何かに気づいて、ゆっくり悲しくなる描写があまりに綺麗で、思わず「はわぁ」とよくわからない声が出ました。
そして大人になるに連れて、広く浅く。たくさんのものを見渡しながら、心に覆いをかけながら、生きていかないといけないですよね。
知識や友達や青春、新しいものを与えられる代わりに、純粋な何かを失っていく。
思春期の子供が、「ああ、自分は何かを失った。それが何かはよく分からないけど、失くしてはならないものを」と気づいて自分に落胆する瞬間の生々しさを、簡潔にかつ鮮明に描写されていて、いい意味でゾッとしました。
決して難しい言葉を使われているわけではないのに、だからこそ気軽に引きずり込まれることができました。立て板に水のような文章ですね、流れるように感情移入させられて、読み終わった今でも、懐かしくて死にそうな気持ちから帰ってこられずに、心がふわふわしています。下書きとかされてるんでしょうか(((
以上、全面的に好意的な感想のつもりですが、万が一言い方に失礼があったり、とんでもない解釈違いがあったらすみません。
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