『修正中』イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。

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増す過保護度。

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春斗「お嬢、着いたぞ。」




痛みに耐えるために両腕でお腹を押さえてる私。

車の後部座席で横になってるけど起き上がることはできなかった。



春斗「連れてくからな。」


そう言って春斗さんは私を抱きかかえ、車から下ろしてくれた。

すたすたと歩きながら石畳の道を離れに向かって歩いていく。




春斗「お嬢?」

かえで「だい・・じょぶ・・・きょ・・ごはん・・・無理・・・。」

春斗「・・・・はぁー・・こんな状況でメシの心配するなよ・・・。」



春斗さんは離れの家の中に入り、私を壁際に座らせてくれた。



春斗「布団、どこだ?」

かえで「そ・・こ・・・・。」

春斗「ここ?」



押し入れを開けて布団を取り出す。

春斗さんは部屋の真ん中に敷いて、私を抱え上げてそっと寝かせてくれた。




春斗「若に繋がるケータイは?」

かえで「かば・・ん・・・・。」




私の鞄をごそごそと漁る春斗さん。



春斗「えーと・・・あ、あった。持っとけ。」




そう言って赤いケータイを私の手に握らせてくれた。




春斗「玄関にいる。何かあれば呼べ。」

かえで「ん・・・。あり・・が・・と・・。」

春斗「---っ!・・・こんな状況で礼なんか言うな。」




春斗さんは部屋から出て行った。




かえで「いぃっ・・・いぅっ・・・」




鈍痛が私を襲う。

吐き気はないけど・・・苦しい。

誰もいないなら・・・言える言葉がある。




かえで「だれか・・たすけて・・・。」











ーーーーーーーーーーーーーーー








ーーーーーーーーーーーーーーー





慶side・・・





慶「予定よりは早く戻って来れたな。」



腕時計を見るとまだ日付は変わってない。



慶「かえではもう寝てるな。」



『待ってる』と言ってたかえで。

明日も仕事なはずだから寝かせてやりたい。



慶「添い寝だけでも十分だし。」




そんなことを呟いてると、車を運転してるリョウが口を開いた。


リョウ「・・・結婚はどうされるんですか?」

慶「結婚・・・なぁ・・・。」



約束はしてもらってるけど、その先のことは何も話してない。

そろそろしたいところだけど俺自身も忙しくてなかなか切りだせないでいた。



慶「まぁ、指輪もまだだし。」

リョウ「飲食店は着用できないのでは?」

慶「あ、そうか。なら・・・ネックレスでも贈ろうか。GPS付きの。」

リョウ「・・それは犯罪では?」

慶「心配だからなー・・・。」




前の男がちょっかい出してきたのも気になるけど、かえでが可愛くて心配だった。

誰かに拉致られでもしたら・・・俺は犯人を地の果てまで追いかけて地獄を見せるだろう。




リョウ「あ、『心配』で思い出しました。かえでさんの前の男ですが、隣町の会社に拾われたようです。」

慶「・・・・は?」

リョウ「借りた金が返せなくなって隣町の会社に就職。・・・よく雇ったなと思って調べたところ、まぁ・・いい雑用ですね。借金返済のために給料はほぼ無し。」

慶「自業自得だな。」

リョウ「引き続き見張りますか?」

慶「いや、もういい。」





かえでにちょっかいを出してきたのが1カ月前。

今日までなんの接触もなかった。

ならもう無いだろう。



リョウ「社長、着きますよ。」



見えてきた家の門。

俺は真っ直ぐにかえでのもとに行こうと車を下りた。








ーーーーーーーーーーーーーーー







慶「・・・春斗?何してんだ?ここで。」





離れの玄関を開けると、春斗が座り込んでいた。



春斗「若・・・!・・・お帰りなさいませ。」

慶「?・・・ただいま。かえで、いるんだろ?」



靴を脱ぎながら聞く。




春斗「はいっ。もうお休みになってるんで・・・その・・・。」

慶「?・・・あぁ、起こさないように寝る。お前も戻っていいぞ?」




『戻っていい』と言ったのに、春斗は俯いて玄関から出て行こうとしなかった。



慶「どうした?」

春斗「もう少し・・・ここにいてもいいですか。あと5分だけ・・。」

慶「構わないが・・・。」

春斗「ありがとうございます・・・。」





春斗は玄関の段差に腰かけ、自分の膝を見つめていた。




慶「?」




俺はそんな春斗を置いて、かえでが寝てる部屋に向かった。

すぅすぅ寝てる寝顔を一度見てから寝る準備をするために。




慶「起きてたらキスくらいはできるなー・・・。」




そんなことを思いながらふすまを開けた。




慶「ただいまー・・・。」




小声で言いながら部屋に入る。

部屋の真ん中に敷かれてる布団は、かえでが寝てるからかこんもりとしていた。



慶「寝てる?」




俺は布団に近づき、体を屈めた。

頭までかぶってる布団をくぃっと下げて可愛いかえでの顔を覗き込む。




かえで「うぁ・・・・・」

慶「!?・・・かえで!?どうした!?」



すぅすぅ眠ってると思ってたのに、かえでは顔を歪めてうめき声をあげていた。




慶「かえで!?」

かえで「なんでも・・・な・・い・・・。」

慶「そんなわけないだろ!?」




布団をめくると、かえでは両腕で自分の腹を抱えていた。




慶「腹が痛いのか!?」

かえで「いたく・・ない・・・。」

慶「嘘をつくな!」

かえで「・・・・ない・・。」

慶「!!」





俺は自分の手をかえでの手にかぶせた。




慶「見せろ。」

かえで「・・・いぃっ・・!」




傷むからか、ぐっと力を入れて腕を外させないかえで。

このとき俺は、玄関に春斗がいたことを思い出した。




慶(春斗・・・あいつ知ってるな!?)




そう思った俺は大声で叫んだ。



慶「春斗っ!!今すぐ来い!!」




俺の声に、春斗は飛んできた。



春斗「はいっ!」

慶「お前・・・知ってるな?」

春斗「な・・なんの・・ことでしょう・・。」

慶「かえでに何があった。・・・答えろ!!」




春斗はかえでをちらっと見た。

そしてかえでに向かって言った。





春斗「・・・お嬢、言うからな?」




その春斗の声が聞こえたのか、かえでが口を開く。



かえで「だめ・・・。」

春斗「お嬢・・・。」

慶「かえでの許可はいらない。話せ。」

かえで「だめ・・。大丈夫・・だから・・・ぅくっ・・・」

慶「・・・春斗!!」

春斗「!!・・・若、すみません。」




かえでは腹を見せてくれない。

春斗も口を噤んで言わない。

何があったのかはわからないけど、かえでを診る方法は・・・他にもある。



慶「・・・仕方ないな。春斗、水。」

春斗「あっ、はいっ。取ってきます!」



部屋から出て行った春斗。

俺はポケットから財布を取り出した。

小銭入れのところに入れてある錠剤を一つ取り出す。




春斗「持ってきました!」




俺は春斗から水を受け取った。

錠剤を・・・かえでの口に押し込む。



かえで「んぅっ・・・!」

慶「飲み込め。」




そう言って自分の口に水を含んでかえでの口に押し当てる。

水を一気に流し込んで錠剤を飲ませた。




かえで「んぐっ・・!?ごほっ・・!ごほっ・・!」

慶「飲んだか?」



口の中に指を入れて確かめる。

狭いかえでの口の中・・・どこにも錠剤は無かった。



慶「よし。」

かえで「なに・・・・」




不安そうに聞くかえで。

俺は飲ませたものが何か説明する。




慶「即効性の睡眠薬だ。飲んで1分後に眠る。目が覚めるのは8時間後だ。」

かえで「!?・・・やだっ・・やだっ・・!」

慶「診せないかえでが悪い。言わない春斗もな。」

春斗「!!・・・処分は・・謹んでお受けします。」



その声が聞こえたのか、かえでは必死に俺に言った。




かえで「春斗さんは悪くないの・・・!助けてくれた・・!だから・・・あ・・・・」

慶「・・・・タイムリミットだ。」




目が閉じていくかえで。

俺は頭を撫でた。



かえで「おこら・・な・・・で・・・・・zzz。」





ぐっと腹を押さえてた手から力が抜けた。

俺はその手を取り、服をめくりあげる。



慶「!?・・・どういうことだ?春斗。」




かえでの真っ白な肌が紫になっていた。

どうみても・・・『殴られた』痕だ。




春斗「仕事が終わったと連絡がきてお嬢を迎えに行きました。・・その時、男がお嬢の腹を殴り・・・連れ去ろうと・・・。」

慶「どんな奴だ?」

春斗「派手なスーツを着てました。俺よりは若いかと。」

慶「それで?俺に連絡をしなかった理由は?」

春斗「・・・お嬢が・・・迷惑をかけたくないと・・・。」

慶「!・・・はぁ・・。」





かえでは俺の為を思って言わなかった。

春斗はかえでの頼みを聞いて言わなかった。

二人とも・・・俺のために言わなかったことがわかった。





慶「・・・わかった。医者を呼べ。」

春斗「はいっ!」

慶「内臓までいってたらどうする気だったんだよ・・・。」




かえでの頭を撫でながら、俺は医者が来るのを待った。




























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