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異世界生活スタートです。
回想(アルホンス)
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やってきたこの地は、大きな森と小さな泉をたたえた自然豊かな土地だった。
ただ、森には以前から瘴気が溜まりやすいらしく、時々魔獣が出ていた。
以前の魔獣なら、騎士や冒険者達が討伐で十分だったようだが、この頃はかなり大物の魔獣出没が報告されているらしい。
これはどこも同じだ。
まぁ、巡礼予定地よりは被害が少ないから、何とかなっている状態だが…
そう言えば、この地は薬草の栽培も有名だったか…
我々の国…そう、『竜の国』アステード王国と隣接しているのと同じく、『妖精の国』オリクサ王国とも隣接している。オリクサ王国は、『妖精の国』というだけあって、エルフやドライド、ドワーフ等が多く住んでいる。
彼らは薬草を使った薬や植物での道具。果樹等農作業にも特化し、酒造も得意としている。金属加工も得意だったはずだ。
そんな国の近くだからか、薬草栽培に力を入れていると聞いていた。
ポーションを作るためにとか…
薬草の匂い自体は特に問題はないが…まぁいいだろう…
見えてきた領主の屋敷に降り立つ前に、薬草園辺りで彼女の姿を確認した。
髪の色が変わっているが…間違いない。
私の…
すぐさま降りて抱きしめたいが…いゃ、まだだめだ…
驚かせてしまう…
はやる気持ちを抑え、領主の屋敷の前に降り立った。
「気持ちはわかるけど、抑えとけよ」
「わかっている」
クスクス笑いながら、肩を叩かれた。
「入るぞ」と言われ、待っていた侍従の案内で自分達の各部屋に案内される。
直ぐ様荷物を解き、館内の案内を依頼した。
護衛のために来てるのだから、屋敷内の構造やその他を把握する必要がある。
この地は上空から把握したから、地形やその他はもう頭の中に入っている。
「しっかりと約束は守っているみたいだね。この屋敷の侍従も侍女も護衛に特化しているようだ」
そう言って、ニコニコしながらこちらに話しかけてきた。
『ヒト族』もいるが、『獣人族』や『魔人族』『エルフ族』までいた。
普通の領主館内に勤務する以上の種族が揃っていた。
「俺達は、魔獣から守るのも勿論だが、例の者達から特に彼女を守る必要性がある。特に、お前に関してかもしれないがな…」
「わかっている。俺の『番』だ。やっと出逢ったんだ。まさか異世界に居たとは思わなかったが…」
「そうだな…これも神のおかげかもしれないな…『聖女』と一緒に現れたのも…」
「それは…だが、彼女が危険に晒される危険性が高いのは…まぁ、神の事はわからないが…」
「そうだね。でも、まぁ、良しとしようか…もう帰って来たみたいだ。さっそく会わないとね」
楽しそうにする友人の姿が腹立たしいが…でも、早く会いたい…その気持ちを抑えて案内される部屋部屋へと向かった。
ただ、森には以前から瘴気が溜まりやすいらしく、時々魔獣が出ていた。
以前の魔獣なら、騎士や冒険者達が討伐で十分だったようだが、この頃はかなり大物の魔獣出没が報告されているらしい。
これはどこも同じだ。
まぁ、巡礼予定地よりは被害が少ないから、何とかなっている状態だが…
そう言えば、この地は薬草の栽培も有名だったか…
我々の国…そう、『竜の国』アステード王国と隣接しているのと同じく、『妖精の国』オリクサ王国とも隣接している。オリクサ王国は、『妖精の国』というだけあって、エルフやドライド、ドワーフ等が多く住んでいる。
彼らは薬草を使った薬や植物での道具。果樹等農作業にも特化し、酒造も得意としている。金属加工も得意だったはずだ。
そんな国の近くだからか、薬草栽培に力を入れていると聞いていた。
ポーションを作るためにとか…
薬草の匂い自体は特に問題はないが…まぁいいだろう…
見えてきた領主の屋敷に降り立つ前に、薬草園辺りで彼女の姿を確認した。
髪の色が変わっているが…間違いない。
私の…
すぐさま降りて抱きしめたいが…いゃ、まだだめだ…
驚かせてしまう…
はやる気持ちを抑え、領主の屋敷の前に降り立った。
「気持ちはわかるけど、抑えとけよ」
「わかっている」
クスクス笑いながら、肩を叩かれた。
「入るぞ」と言われ、待っていた侍従の案内で自分達の各部屋に案内される。
直ぐ様荷物を解き、館内の案内を依頼した。
護衛のために来てるのだから、屋敷内の構造やその他を把握する必要がある。
この地は上空から把握したから、地形やその他はもう頭の中に入っている。
「しっかりと約束は守っているみたいだね。この屋敷の侍従も侍女も護衛に特化しているようだ」
そう言って、ニコニコしながらこちらに話しかけてきた。
『ヒト族』もいるが、『獣人族』や『魔人族』『エルフ族』までいた。
普通の領主館内に勤務する以上の種族が揃っていた。
「俺達は、魔獣から守るのも勿論だが、例の者達から特に彼女を守る必要性がある。特に、お前に関してかもしれないがな…」
「わかっている。俺の『番』だ。やっと出逢ったんだ。まさか異世界に居たとは思わなかったが…」
「そうだな…これも神のおかげかもしれないな…『聖女』と一緒に現れたのも…」
「それは…だが、彼女が危険に晒される危険性が高いのは…まぁ、神の事はわからないが…」
「そうだね。でも、まぁ、良しとしようか…もう帰って来たみたいだ。さっそく会わないとね」
楽しそうにする友人の姿が腹立たしいが…でも、早く会いたい…その気持ちを抑えて案内される部屋部屋へと向かった。
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