魔法通りの魔法を使わない時計屋さん
魔法通り商店街の一角に、その小さな時計屋はあった。
『リリカ・ウェルガー時計店』
通称「魔法通りの魔法を使わない時計屋さん」。
店主の魔女《リリカ・ウェルガー》は使い魔のハチワレ猫《ピゲ》とその時計屋を静かに営んでいた。
そんな変わった時計屋にある日訪れた美形の男性客。
「是非君に修理を頼みたいんだ。その時計には魔法が掛かっているみたいでね」
「お引き取りください」
《変わり者の魔女》と《謎の金髪美青年》の、運命の出逢いの物語。
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