蜜月
目覚めると、倉沢美桜は戦争真っ只中の知覧の町にいた。不慮の事故で命を落とし、この時代に暮らす七歳の少女・美苑の魂と呼びあったようだ。
子爵家の外腹として生まれた美苑を、本妻である夫人が引き取って育てられた美苑は、熱病にかかり生死の境を彷徨っていた。
美苑と美桜、同じミオと読める名前を持つ二人の魂は融合され、美桜は美苑として生きていくことを決める。
時は流れ、美苑は学徒動員として軍基地で、特攻兵の身の回りの世話をするよう銘じられる。
美苑は指導教官である、長谷川潤弥の部屋の専属の掃除係となる。
ある日、美苑は同じく基地に通うことになった友人から、潤弥が子作りの為に嫁を探していると聞かされる。
淡い恋心を潤弥に抱いていた美苑は心を痛め、噂の真偽を確かめる。
「子作りの為に、結婚するって本当ですか?」
子供の自分は恋愛対象にならないと、落ち込む美苑に潤弥は―――。
「対象に、なってみるか?」
イケメン軍人✕女学生。
年の差十歳の官能ラブ。
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