【完結】女伯爵のカレイな脱臭領地改革〜転生先で得たのは愛とスパダリ(嬢)!?

「よってフローネ=アンカスの斬首刑を決行する!」
「嫌ぁぁぁー!」
――ガシャーン!

 私の短い人生は、こうしてギロチンに首を刈られて終わった。

 の、はずだったのに……。

「嫌ぁぁぁー! どうしてですのー!」

 死んで生まれ変わった私は、新たな体で野太く悲痛な叫び声を上げる。

「こんな……こんな薄毛斜め七三分けの、全てがたるんだオッサンに生まれ変わるなんてぇぇぇ!
うっ、おぇっ、くっせえですわぁぁぁ!」

 これは女伯爵だった私が、あらぬ冤罪にかけられて処刑された悲劇。

 かーらーのー。

 悲劇と喜劇な臭い転生による領地発展物語。


※(中身はともかく)薄毛七三分けの、お腹でっぷりオジサンが、令嬢言葉でキャアキャアと騒いでは泣き叫びます。
令嬢言葉で誤魔化そうとしていますが、臭い話と消臭対策ばかりです。
嫌な気持ちになられそうな方、自衛して下さいm(_ _)m

※ある雨続きの日、作者は朝っぱらから奇襲をかけられた。

敵①玄関の子供靴臭
敵②洗濯物の生乾き臭
敵③子供部屋の雄臭

ブチッときて「臭い」「消臭」と検索→「加齢臭」のワードに、自分も年齢的に……ヒィ〜!? と、疑惑に駆られて生まれた作品です。
ちなみに加齢臭に性別はない模様。
とにかくあの日は深刻な激臭攻撃に「くっせえですわぁぁぁ!!」とお上品(?)に叫び、気持ちを紛らわせたくて仕方なかった。
やった……いや、マジで(余計、脱力した……何しとんよ、自分……)。

※なので完全に家で発生した激臭達への恨みと、勢いと、調べた予防対策を元に作成しています。
ただし効果は補償していませんし、臭いは感じ方も含めて個人差があるものとご理解下さい。

※カクヨムにて投稿中の新作です。
目標の10万文字が見えてきたので、こちらにも投稿します。
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