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84 光の輪
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頭上に輝いていた光の輪が、俺たち四人に向かってきた。
「うわ、眩しっ!」
思わず腕で目を覆う。閉じた瞼の向こうから、真っ白に眩く光るものが迫ってきていた。
しばらくして光が収まってきたので、ゆっくりと瞼を開く。俺の正面には、額の部分に光の輪を嵌めたオリヴィアの姿。右側には、変わらず俺の手を繋いでいる、同じく光の輪を嵌めたクロイスがいた。
俺の左側には、顔面蒼白になったロイク。こいつも同じように光の輪を嵌めている。
ということは、俺も多分光の輪を嵌めているんだろう。頭の方が眩しいなーと思うのは、きっとそういうことだ。
「ほ、本気でやったのか、オリヴィア……」
ロイクの声は震えている。ロイクの野郎は夫婦なだけあって、これが何かが分かっているみたいだった。クロイスの落ち着いた表情からも、多分この場でこれが何かを分かっていないのは俺だけなんだろうな、と推測する。
きょろきょろしている俺に、クロイスが優しく微笑みかけた。
「大丈夫。ビイはこれを付けていても何も問題は起こらないよ」
オリヴィアも頷く。
「ファビアンは嘘なんて吐けないものねえ」
「え、どういうこと?」
さっぱり分からなくて説明を求めると、オリヴィアはロイクに厳しい目線を送りながら教えてくれた。
「これは聖女、というか聖魔法の奥義のひとつなんだけど、簡単に言うと『嘘を見抜く』ものなのよ」
「嘘を見抜く? 一体どうやって」
首を傾げると、オリヴィアは遠い目をしながら語り始める。
「かつて私が聖女として聖国マイズにいた頃。中央神殿で神託によって政治を執り仕切っていた教皇は、臣下に何か不手際があった際、これを使って神への忠誠、ひいては自身に対する忠誠を確かめていたわ」
教皇。ラザノが首をちょん切ったあいつのことだろう。俺は無言で頷いた。
「この魔法をかけられた者は、嘘を吐くことができない。いえ、吐くことはできるけど、嘘を吐いた途端、光の輪が頭に食い込み激痛に襲われるの」
「うわ……」
とんでもない技だな。思わず顔を引き攣らせると、オリヴィアが悲しそうに微笑んだ。
「嘘を吐かないと心を入れ替えれば、締めつけの輪は緩まる。だけど再び嘘を吐けば、また輪は頭を締めつけ、地獄の苦しみを与え続けられる」
「聖女の時、そんなことをさせられていたのか……」
「教皇は疑い深い人間だったから、こうすることで権力を確実なものにしないと安心できなかったのね」
辛かった、とオリヴィアはポツリと呟く。ロイクを見ると、尋ねた。
「ロイク、貴方には話したわよね。クロードが竜の鍵穴に入ってしまった後、私が貴方に告白をした時に」
「あ、ああ……」
ロイクは唖然とした表情で答える。
「人の嘘も許せる環境で生きていきたい。私はもう狂信だけが正義な日常には戻りたくないと言ったわ。貴方の臆病さは、私の目には新鮮に映ったから」
「オリヴィア……?」
「私の周りには、死を覚悟した純然たる信者しかいなかったのよ。全て相手が正しいと信じ切る人間を見て、異常だと思ったわ」
オリヴィアは、厄災討伐の旅の最中でも、過去は多くは語らなかった。俺は知らない方がいいと言って。だけどどうやらクロードとロイクは聞かされていたようなので、やっぱり俺は子供扱いされていたってことなんだろう。
「だからロイクに惹かれたの。ロイクみたいな不安定な人間は、祖国では皆殺されているか逃げ出していたから」
そういうことだったんだ。ロイクの情けないところに気付かないまま「格好いい」とか思っていたのかな、と勝手に思い込んでいたことを、申し訳なく思った。
ところが、これにはロイクも驚きを返すじゃないか。
「え……? オリヴィアは、私の勇者然たる佇まいを見て惚れたと言っていたじゃないか!」
「だって、そう見られてほしかったでしょう?」
さらりと返すオリヴィアに、ロイクは絶句していた。二十年以上夫婦をしていて、一回も気付かなかったらしい。いつだって自分中心にしか物事を考えないロイクらしいといえばらしかった。
オリヴィアは手をパン! と叩くと俺たちを見渡す。
「さあ、さっさと始めましょう。ではまず、私から」
オリヴィアは右手を胸の前にあてると、宣言した。
「私は英傑のひとり、聖女オリヴィア」
オリヴィアに目配せされ、俺は慌てて続く。
「お、俺は英傑のひとり、剣聖ファビアン!」
まだ唖然とした表情のロイクが、俺の後に続いた。
「私は英傑のひとり……勇者ロイクだ」
三人とも、残りのひとり、クロイスを見る。クロイスはいつもの真顔のまま、あっさりと言った。
「オレは英傑のひとり、賢者クロードだよ」
「はっ!? クロイス、お前はどうしてそんな嘘を!」
ロイクが目をひん剥きながらクロイスに近づこうとしたけど、オリヴィアが片手で制する。
「ロイク、この子の輪は反応していないでしょう」
「だ、だが!」
クロイスは表情を変えないまま、ロイクに言った。
「お父様、オレはクロードの霊魂を持って生まれたんです。転生というやつですね」
「う、嘘だ……っ」
ロイクがよろける。
オリヴィアはそんな夫を支えようとはせず、淡々とした口調で先に進む。
「では本題に入りましょうか。先程の話の続きからいきましょう」
「うん、じゃあオレかな」
クロイスは俺の手を引っ張って引き寄せると、背中から抱きついてきた。
「オレはクロードの頃からビイが大好きで、ビイのことをオリヴィアに相談していたんだ。そのかわりオリヴィアのロイクに対する恋愛相談を受けてた感じだよね、お母様」
オリヴィアが頷く。
「そうね。クロードは男同士でも受け入れてもらえるだろうか、顔に竜の痣がある自分は嫌われていないかってずっと心配していたわね」
「オリヴィアはロイクを支えてやりたいって言っていたね。趣味が悪いよって言っても、知ってるって言って笑ってた」
「しゅ、趣味が悪い?」
ロイクが驚いた顔をした。眉目秀麗で勇者で一国の王子だったロイクを仲間がそんな風に評していたなんて、ロイクは今の今まで考えたこともなかったらしい。
――まあこいつ、結構情けない奴なのは節々から臭ってたもんな。俺に至っては、縋りつかれてたし。
三人の冷めた微妙な視線を受け、ロイクは明らかに挙動不審になってくる。
オリヴィアが、問いかけた。
「さあロイク、さっき言った言葉をもう一度言ってみて頂戴」
「さ、さっきって?」
ロイクが後退る。オリヴィアは静かな表情のまま、はっきりと言った。
「クロードにファビアンを抱けと脅されていた、よ。さあ言ってみなさい」
ロイクの顎が、ガクガクと震え始める。
クロイスが薄っすらと笑みを浮かべて父親に声をかけた。
「お父様、オレがクロードだというのが嘘だと思うなら、この魔法は有効でないということになりますよね」
ロイクはハッとすると、引きつった笑みを浮かべる。
「あ、ああ」
「ならば言ってみて下さい」
三人にじっと見つめられ、ロイクは小刻みに震えながら口を動かし始めた。
「わ、私はファビアンを抱いていた」
光の輪は反応しない。
「ク、クロードに、ファビアンを抱けと脅されていたか……らあああアァッ!?」
ロイクは突然叫び始めると、頭を押さえてもんどり打つように地面をのたうち周り始めた。
「うわ、眩しっ!」
思わず腕で目を覆う。閉じた瞼の向こうから、真っ白に眩く光るものが迫ってきていた。
しばらくして光が収まってきたので、ゆっくりと瞼を開く。俺の正面には、額の部分に光の輪を嵌めたオリヴィアの姿。右側には、変わらず俺の手を繋いでいる、同じく光の輪を嵌めたクロイスがいた。
俺の左側には、顔面蒼白になったロイク。こいつも同じように光の輪を嵌めている。
ということは、俺も多分光の輪を嵌めているんだろう。頭の方が眩しいなーと思うのは、きっとそういうことだ。
「ほ、本気でやったのか、オリヴィア……」
ロイクの声は震えている。ロイクの野郎は夫婦なだけあって、これが何かが分かっているみたいだった。クロイスの落ち着いた表情からも、多分この場でこれが何かを分かっていないのは俺だけなんだろうな、と推測する。
きょろきょろしている俺に、クロイスが優しく微笑みかけた。
「大丈夫。ビイはこれを付けていても何も問題は起こらないよ」
オリヴィアも頷く。
「ファビアンは嘘なんて吐けないものねえ」
「え、どういうこと?」
さっぱり分からなくて説明を求めると、オリヴィアはロイクに厳しい目線を送りながら教えてくれた。
「これは聖女、というか聖魔法の奥義のひとつなんだけど、簡単に言うと『嘘を見抜く』ものなのよ」
「嘘を見抜く? 一体どうやって」
首を傾げると、オリヴィアは遠い目をしながら語り始める。
「かつて私が聖女として聖国マイズにいた頃。中央神殿で神託によって政治を執り仕切っていた教皇は、臣下に何か不手際があった際、これを使って神への忠誠、ひいては自身に対する忠誠を確かめていたわ」
教皇。ラザノが首をちょん切ったあいつのことだろう。俺は無言で頷いた。
「この魔法をかけられた者は、嘘を吐くことができない。いえ、吐くことはできるけど、嘘を吐いた途端、光の輪が頭に食い込み激痛に襲われるの」
「うわ……」
とんでもない技だな。思わず顔を引き攣らせると、オリヴィアが悲しそうに微笑んだ。
「嘘を吐かないと心を入れ替えれば、締めつけの輪は緩まる。だけど再び嘘を吐けば、また輪は頭を締めつけ、地獄の苦しみを与え続けられる」
「聖女の時、そんなことをさせられていたのか……」
「教皇は疑い深い人間だったから、こうすることで権力を確実なものにしないと安心できなかったのね」
辛かった、とオリヴィアはポツリと呟く。ロイクを見ると、尋ねた。
「ロイク、貴方には話したわよね。クロードが竜の鍵穴に入ってしまった後、私が貴方に告白をした時に」
「あ、ああ……」
ロイクは唖然とした表情で答える。
「人の嘘も許せる環境で生きていきたい。私はもう狂信だけが正義な日常には戻りたくないと言ったわ。貴方の臆病さは、私の目には新鮮に映ったから」
「オリヴィア……?」
「私の周りには、死を覚悟した純然たる信者しかいなかったのよ。全て相手が正しいと信じ切る人間を見て、異常だと思ったわ」
オリヴィアは、厄災討伐の旅の最中でも、過去は多くは語らなかった。俺は知らない方がいいと言って。だけどどうやらクロードとロイクは聞かされていたようなので、やっぱり俺は子供扱いされていたってことなんだろう。
「だからロイクに惹かれたの。ロイクみたいな不安定な人間は、祖国では皆殺されているか逃げ出していたから」
そういうことだったんだ。ロイクの情けないところに気付かないまま「格好いい」とか思っていたのかな、と勝手に思い込んでいたことを、申し訳なく思った。
ところが、これにはロイクも驚きを返すじゃないか。
「え……? オリヴィアは、私の勇者然たる佇まいを見て惚れたと言っていたじゃないか!」
「だって、そう見られてほしかったでしょう?」
さらりと返すオリヴィアに、ロイクは絶句していた。二十年以上夫婦をしていて、一回も気付かなかったらしい。いつだって自分中心にしか物事を考えないロイクらしいといえばらしかった。
オリヴィアは手をパン! と叩くと俺たちを見渡す。
「さあ、さっさと始めましょう。ではまず、私から」
オリヴィアは右手を胸の前にあてると、宣言した。
「私は英傑のひとり、聖女オリヴィア」
オリヴィアに目配せされ、俺は慌てて続く。
「お、俺は英傑のひとり、剣聖ファビアン!」
まだ唖然とした表情のロイクが、俺の後に続いた。
「私は英傑のひとり……勇者ロイクだ」
三人とも、残りのひとり、クロイスを見る。クロイスはいつもの真顔のまま、あっさりと言った。
「オレは英傑のひとり、賢者クロードだよ」
「はっ!? クロイス、お前はどうしてそんな嘘を!」
ロイクが目をひん剥きながらクロイスに近づこうとしたけど、オリヴィアが片手で制する。
「ロイク、この子の輪は反応していないでしょう」
「だ、だが!」
クロイスは表情を変えないまま、ロイクに言った。
「お父様、オレはクロードの霊魂を持って生まれたんです。転生というやつですね」
「う、嘘だ……っ」
ロイクがよろける。
オリヴィアはそんな夫を支えようとはせず、淡々とした口調で先に進む。
「では本題に入りましょうか。先程の話の続きからいきましょう」
「うん、じゃあオレかな」
クロイスは俺の手を引っ張って引き寄せると、背中から抱きついてきた。
「オレはクロードの頃からビイが大好きで、ビイのことをオリヴィアに相談していたんだ。そのかわりオリヴィアのロイクに対する恋愛相談を受けてた感じだよね、お母様」
オリヴィアが頷く。
「そうね。クロードは男同士でも受け入れてもらえるだろうか、顔に竜の痣がある自分は嫌われていないかってずっと心配していたわね」
「オリヴィアはロイクを支えてやりたいって言っていたね。趣味が悪いよって言っても、知ってるって言って笑ってた」
「しゅ、趣味が悪い?」
ロイクが驚いた顔をした。眉目秀麗で勇者で一国の王子だったロイクを仲間がそんな風に評していたなんて、ロイクは今の今まで考えたこともなかったらしい。
――まあこいつ、結構情けない奴なのは節々から臭ってたもんな。俺に至っては、縋りつかれてたし。
三人の冷めた微妙な視線を受け、ロイクは明らかに挙動不審になってくる。
オリヴィアが、問いかけた。
「さあロイク、さっき言った言葉をもう一度言ってみて頂戴」
「さ、さっきって?」
ロイクが後退る。オリヴィアは静かな表情のまま、はっきりと言った。
「クロードにファビアンを抱けと脅されていた、よ。さあ言ってみなさい」
ロイクの顎が、ガクガクと震え始める。
クロイスが薄っすらと笑みを浮かべて父親に声をかけた。
「お父様、オレがクロードだというのが嘘だと思うなら、この魔法は有効でないということになりますよね」
ロイクはハッとすると、引きつった笑みを浮かべる。
「あ、ああ」
「ならば言ってみて下さい」
三人にじっと見つめられ、ロイクは小刻みに震えながら口を動かし始めた。
「わ、私はファビアンを抱いていた」
光の輪は反応しない。
「ク、クロードに、ファビアンを抱けと脅されていたか……らあああアァッ!?」
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