【完結】トラブルメーカーはすみれ色の瞳に恋する


「もううんざりだ! 君との婚約は破棄させて貰いたい!」


資産家の娘、オフィーリア・ラルーは突然愛する婚約者にそう告げられた。


オフィーリアには理由がわかっている。
けれど彼女は何も間違った事はしていないし、後悔はあっても悪いとも思っていない。


これは衝動的な性格のせいでトラブルばかり起こしてしまう令嬢と、そんな婚約者に振り回されて怒り心頭ながらもメロメロな堅物伯爵の物語。


「わかりました。私は今の私を変えるつもりは御座いませんので、閣下のおっしゃる通りに致します」

「‥‥‥‥オフィーリア?」


婚約破棄は受け入れる。
でも‥‥‥、彼以外の人と結婚なんて考えられない。


だからオフィーリアは旅に出る事に決めた。
それが名案であり、たった一つの方法のように思えたから。


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