伯爵令嬢カサンドラの償い〜罪悪感でどうにかなりそうなので、過酷な土地で罪を贖ってみる〜
伯爵家の次女として生まれたカサンドラは、幼い頃からチャーミングで美しい娘だった。
周囲に深く愛され、何不自由なく幸せに暮らしてきた。
けれど悲劇は、カサンドラが18歳で社交界デビューを果たしたと同時に訪れた。
姉の婚約者がカサンドラに心を移してしまった。それが全ての始まりだった。
婚約破棄された姉が憤慨し、絢爛豪華な舞踏会の最中にカサンドラへと銃口を向けた。
自分から愛する男性を奪った罪深いカサンドラに死を与える為に。
必死で止めようとするカサンドラと怒り狂った姉が揉み合った末の拳銃の暴発……
命を落としたのは哀れな姉だった。
止まらない姉の血に腕を濡らしながら息絶える姉を間近で見つめ続けた瞬間は、何時までもカサンドラを酷く苦しめ続ける。
夜も眠れずに自分を責め続けたある日、伯爵家は気候が過酷な土地に古い屋敷を所持しているという事実を知る。
過酷な土地で一人きり、誰にも頼らずに暮らす事は、少しは姉に対する贖罪になるだろうか……?
毎日死ぬような思いをすれば、私の罪は洗い流される?
一人で過酷な土地へと向かう為、カサンドラは家を飛び出した。
家族にも、友人にも、誰一人として居場所を教えずに。
これは傷付いたカサンドラの成長と再生の物語
◆◆◆◆◆◆
※作中に流血シーンがあります。
※作中に暴力表現があります。
(戦闘シーンくらいですが)
※架空世界のお話です。史実や地形などの矛盾もあるかと思います。
※ご都合主義も沢山あります。
※主人公やキャラにだいぶ癖があります。
※作者は初心者なので変な文章や誤字脱字が有ると思います。
その際は教えていただければ嬉しいです。
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改めまして、読んでくださりありがとう御座います!
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ご感想をいただきありがとう御座います!
伯爵家ともなると伝手もありますので居場所は知っています。ただ姉の死からの二ヶ月の抜け殻のような様子を知っているので、今はそっとしている状態です。
本当にその通りで、両親はもっとシャーロットに気を配るべきでした。
決して不遇な扱いだった訳では無くシャーロットの優秀さを認めていましたが、姉妹で愛情の差が生じていたのも事実です。
シャーロットも典型的な長女気質で『お姉さんなんだから我慢しなくちゃ』となっていました。
漸く手にした自分へ向けられた愛も潰え、絶望しての悲劇でした。
姉とシャーロットの幸せだった時代も幕間のような形で差し込めたらな……と思っております(*´ω`*)
カサンドラは根性と運、そしてとんでもない図太さで困難を乗り越えていくと思います!
彼女を取り巻く人達の秘密もこれから暴いていきますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!