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避難?
第2王子がこの国に戻っていているらしい。
突然ユリウス様が現れてそう言うとお父さまはピリピリしだした。
別に自分の国なんだもの。真実の愛を見つけて南の国の王女様にくっついていったとしても、里帰りくらいするんじゃないのかな?
なのに、いきなり、私とお母さま、それにフィルとライザを安全の為とアルブラン公爵邸に避難させた。
「第2王子は何かしようとしているのですか?」
私はユリウス様に聞いてみた。
「わからないが、母親や妹や後ろ盾だった王弟殿下が断罪された。自身の王位継承権も剥奪された。きっと恨んでいるはずだ」
「そうよ。私達の弱点はヴィオちゃんだから、狙われるならヴィオちゃんだわ」
お義母さま、弱点って?
「ヴィオちゃんに何かあったら大変でしょ? うちにいたら安全だから。うちでのんびりしている間にユリウスが片付けるわ」
お義母さま、片付けるって?
「ユリウス、早く行きなさい。ヴィオちゃん達はうちの私兵達がいるから大丈夫よ」
お義母さまに言われたユリウス様は王宮に向かうようだ。
「ヴィオ、心配しなくて大丈夫だから。ちゃんと片付けてくるよ」
私をぎゅっと抱きしめてユリウス様は消えた。
ユリウス様と入れ違いにクリス様とが現れた。
「ヴィオ~。久しぶり~。フィルも来てたのね」
「クリス様、第2王子が戻っているって本当でしょうか」
「ええ、そうみたいよ。王宮でも殿下と王妃様が中心になって対応策を練ってるわ」
「なんだか大事ですわね」
「ほんとね。でもそのおかげでヴィオ達とゆっくりできるから嬉しいわ」
「さぁ、みんな、アルブラン家のパティシエ特製のアップルパイよ」
お義母さまの声の方を見たら、ライザが嬉しそうにアップルパイを見ている。
「クリス様、従姉妹のエリザベスです」
私がエリザベスを紹介すると、クリス様はにっこり笑った。
「未来の私の義妹ね。クリスティーナよ。よろしくね」
「クリスティーナお姉さま、エリザベスですわ。ライザとお呼び下さいませ」
アルブラン邸は緊迫感は全くなく、お茶会のように和んでいる。
ライザとクリス様も仲良くなったようだ。フィルも楽しそうにしている。
第2王子はほんとに私達を恨んで復讐をしようとしているのかな? そんな根性ある人には思えないけど。
私はなぜみんなが第2王子を警戒しているのか不思議で仕方なかった。
突然ユリウス様が現れてそう言うとお父さまはピリピリしだした。
別に自分の国なんだもの。真実の愛を見つけて南の国の王女様にくっついていったとしても、里帰りくらいするんじゃないのかな?
なのに、いきなり、私とお母さま、それにフィルとライザを安全の為とアルブラン公爵邸に避難させた。
「第2王子は何かしようとしているのですか?」
私はユリウス様に聞いてみた。
「わからないが、母親や妹や後ろ盾だった王弟殿下が断罪された。自身の王位継承権も剥奪された。きっと恨んでいるはずだ」
「そうよ。私達の弱点はヴィオちゃんだから、狙われるならヴィオちゃんだわ」
お義母さま、弱点って?
「ヴィオちゃんに何かあったら大変でしょ? うちにいたら安全だから。うちでのんびりしている間にユリウスが片付けるわ」
お義母さま、片付けるって?
「ユリウス、早く行きなさい。ヴィオちゃん達はうちの私兵達がいるから大丈夫よ」
お義母さまに言われたユリウス様は王宮に向かうようだ。
「ヴィオ、心配しなくて大丈夫だから。ちゃんと片付けてくるよ」
私をぎゅっと抱きしめてユリウス様は消えた。
ユリウス様と入れ違いにクリス様とが現れた。
「ヴィオ~。久しぶり~。フィルも来てたのね」
「クリス様、第2王子が戻っているって本当でしょうか」
「ええ、そうみたいよ。王宮でも殿下と王妃様が中心になって対応策を練ってるわ」
「なんだか大事ですわね」
「ほんとね。でもそのおかげでヴィオ達とゆっくりできるから嬉しいわ」
「さぁ、みんな、アルブラン家のパティシエ特製のアップルパイよ」
お義母さまの声の方を見たら、ライザが嬉しそうにアップルパイを見ている。
「クリス様、従姉妹のエリザベスです」
私がエリザベスを紹介すると、クリス様はにっこり笑った。
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アルブラン邸は緊迫感は全くなく、お茶会のように和んでいる。
ライザとクリス様も仲良くなったようだ。フィルも楽しそうにしている。
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私はなぜみんなが第2王子を警戒しているのか不思議で仕方なかった。
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