「人付き合いが好きな君に任せるよ」と婚約者は笑いましたが、あなたの失言を謝って回ることまで趣味ではありません
社交上手な侯爵令嬢フィオナは、婚約者ロナルドの失言を陰で謝って回る日々を送っていた。彼は彼女の苦労を「人付き合いが好きな君に任せるよ」と笑い、反省することもない。そんな中、隣国の使節を迎える夜会で、ロナルドは大切な伝統衣装を公然と侮辱。しかも謝罪の場を放り出し、幼なじみとの観劇を優先してしまう。
ついに限界を迎えたフィオナは婚約解消を決意し、彼の尻拭いをやめた。すると、これまで彼を許していた貴族たちの態度は一変し、ロナルドは自分が築いたと思っていた人望の正体を知る。一方フィオナは、責任から逃げず、失敗すれば自ら頭を下げる隣国の公爵レオンと出会う。「君に任せる」ではなく「一緒にやろう」と手を差し伸べる彼に、凍っていた心は少しずつほどけていき――。
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