義務から始まる恋心、好きと素直に言えなくて

天羽生 深春(あもう みはる)は憂鬱であった。
妹達の卒業式というおめでたい日がもうすぐなのだが、それと共にある約束を果たす日でもある。
(どうにかしてあちらから約束を断ってもらえないかしら)
自分から言えないその理由は、約束の相手である五百雀家に多大な恩があるからだ。
穏便に済ませるには向こうから言ってもらえるのが一番なのだけど、何故かそういう話が出ない。
(私の事を好きではないはずなのに)
将来共になる話をした時の、彼が見せた怒りの表情が忘れられない。

カレンダーを見て、またため息をついてしまう。





すれ違いと両片思い、そしてハッピーエンドです。

いつもの私が書くテイストそのままに初現代恋愛にチャレンジしました。

あくまでもフィクション。創作ストーリーの為、おかしい部分はお目溢し下さい(*ノェノ)

カクヨムさんでも投稿中。
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