4 / 110
4
しおりを挟む
と伸びをしながら言うと、隣でリリィールも汗を拭いながら満足そうに頷いておりましたわ。
それからお昼ご飯の時間になりましたので、私とリリィールは木陰に座り込みお弁当を広げます。中身は私の得意料理のサンドイッチですわ。具材は卵焼きにハムレタスなどが入っておりますの。あとは、デザートとして苺ジャム入りのクッキーを用意してありますのよ?
「わぁ~美味しそぉ~!」
「ふふん♪そうでしょう!」
美味しそうに頬張るリリィールを見ているとなんだか嬉しくなりますね。それに、こうして誰かと食べる食事というのもいいものですわね。
その後からは種まきをして今日の仕事は終わりましたわ。
「お疲れ様!今日はありがとうね!助かっちゃったわ!」
お礼を言って頭を下げると、彼女は照れくさそうに頬を赤らめていましたわ。
「別にお礼なんかいらないよ。それよりも、明日も来るから美味しい料理を楽しみにしてるね♪」
「ええ、もちろんよ!約束しますわ」
こうして、リリィールと別れた後、私は夕食の準備を始めましたの。今日は、再び鶏肉を使ったクリームシチューを作る予定ですわ! 早速準備にとりかかりますわよ! まずは、鶏モモ肉を一口大の大きさに切り分けたら、塩コショウを振りかけて下味をつけますの。次に玉葱の皮を剥いたら微塵切りにして炒めた後に水を入れて弱火でコトコト煮込んで行きますわ。ある程度火が通ったら小麦粉を加えて更に混ぜ合わせますの。最後に牛乳を入れれば完成ですわ!後はお皿に移してからパセリを散らせば出来上がりになりますの。
出来上がったシチューをお皿に盛り付けていくのですが、ここで一つ問題が発生してしまいましたわ……なんと小麦粉がないのです!!どうしましょう……このままではシチューを美味しく食べることができません……
「やあ!セリア。実はこの前のお礼に、魔界原産の小麦粉をお裾分けに来たよ!」
なんとタイムリーな……神の悪戯か何かかしら?
もしかしてリリィールって人間じゃない?
ああ……魔族でしたわね。
「ありがとうリリィール。この前と同じになっちゃったけど、良かったらクリームシチュー食べていってね!」
「え?ほんと!?」
目をキラキラと輝かせている彼女を見て思わず笑みが溢れてしまいますわね。可愛い子にはついつい甘くしてしまうものですけれど、それが彼女の魅力でもあるのですわよね。そう思いながら彼女に椅子を引いてあげる私なのでした。すると、すぐに椅子に腰掛けてワクワクしながら待っている姿がとても可愛らしいですね♪ ではでは、私も席に着きましょうか♪ お祈りを済ませた後はスプーンを手に取りさっそくシチューを口に運びますわ♪すると濃厚なミルクの味が広がり口の中が幸せでいっぱいになるんですのよね♪ああ……やっぱり私ったら天才かもしれませんわ♪ こんなに素晴らしいものが作れるんですもの……きっと前世は凄腕のシェフだったに違いないですね!
「ご馳走さま!今日も美味しかったよ!」
「うふふ、喜んでもらえて何よりだわ」
「ねえ、セリアはこれからどうするの?」
「どうするとはどういうことかしら?」
「だって、ボクがここにいて邪魔じゃない?」
「そんな事ないわ。寧ろいてくれた方が嬉しいくらいよ」
「そうなんだ……」
「そうよ」
「そっか……分かったよ。ボクも暫くの間ここにいることにするよ」
「本当?やったぁ~」
私は思わず飛び跳ねてしまいました。だって、一人で寂しいと思っていたところだったん
それからお昼ご飯の時間になりましたので、私とリリィールは木陰に座り込みお弁当を広げます。中身は私の得意料理のサンドイッチですわ。具材は卵焼きにハムレタスなどが入っておりますの。あとは、デザートとして苺ジャム入りのクッキーを用意してありますのよ?
「わぁ~美味しそぉ~!」
「ふふん♪そうでしょう!」
美味しそうに頬張るリリィールを見ているとなんだか嬉しくなりますね。それに、こうして誰かと食べる食事というのもいいものですわね。
その後からは種まきをして今日の仕事は終わりましたわ。
「お疲れ様!今日はありがとうね!助かっちゃったわ!」
お礼を言って頭を下げると、彼女は照れくさそうに頬を赤らめていましたわ。
「別にお礼なんかいらないよ。それよりも、明日も来るから美味しい料理を楽しみにしてるね♪」
「ええ、もちろんよ!約束しますわ」
こうして、リリィールと別れた後、私は夕食の準備を始めましたの。今日は、再び鶏肉を使ったクリームシチューを作る予定ですわ! 早速準備にとりかかりますわよ! まずは、鶏モモ肉を一口大の大きさに切り分けたら、塩コショウを振りかけて下味をつけますの。次に玉葱の皮を剥いたら微塵切りにして炒めた後に水を入れて弱火でコトコト煮込んで行きますわ。ある程度火が通ったら小麦粉を加えて更に混ぜ合わせますの。最後に牛乳を入れれば完成ですわ!後はお皿に移してからパセリを散らせば出来上がりになりますの。
出来上がったシチューをお皿に盛り付けていくのですが、ここで一つ問題が発生してしまいましたわ……なんと小麦粉がないのです!!どうしましょう……このままではシチューを美味しく食べることができません……
「やあ!セリア。実はこの前のお礼に、魔界原産の小麦粉をお裾分けに来たよ!」
なんとタイムリーな……神の悪戯か何かかしら?
もしかしてリリィールって人間じゃない?
ああ……魔族でしたわね。
「ありがとうリリィール。この前と同じになっちゃったけど、良かったらクリームシチュー食べていってね!」
「え?ほんと!?」
目をキラキラと輝かせている彼女を見て思わず笑みが溢れてしまいますわね。可愛い子にはついつい甘くしてしまうものですけれど、それが彼女の魅力でもあるのですわよね。そう思いながら彼女に椅子を引いてあげる私なのでした。すると、すぐに椅子に腰掛けてワクワクしながら待っている姿がとても可愛らしいですね♪ ではでは、私も席に着きましょうか♪ お祈りを済ませた後はスプーンを手に取りさっそくシチューを口に運びますわ♪すると濃厚なミルクの味が広がり口の中が幸せでいっぱいになるんですのよね♪ああ……やっぱり私ったら天才かもしれませんわ♪ こんなに素晴らしいものが作れるんですもの……きっと前世は凄腕のシェフだったに違いないですね!
「ご馳走さま!今日も美味しかったよ!」
「うふふ、喜んでもらえて何よりだわ」
「ねえ、セリアはこれからどうするの?」
「どうするとはどういうことかしら?」
「だって、ボクがここにいて邪魔じゃない?」
「そんな事ないわ。寧ろいてくれた方が嬉しいくらいよ」
「そうなんだ……」
「そうよ」
「そっか……分かったよ。ボクも暫くの間ここにいることにするよ」
「本当?やったぁ~」
私は思わず飛び跳ねてしまいました。だって、一人で寂しいと思っていたところだったん
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
160
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる