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「もちろん、忘れるわけはないですよ」

マリアは言った。それを聞いて、私は少し嬉しくなった。私のことを覚えていてくれた。彼女こそが私に最も合う女だと思った。

「もう少し私に付き合ってくれるかな」

「えええっ、大丈夫です」

マリアは快く引き受けてくれた。ありがたかった。これはきっと貴重な経験になると思った。

「ありがとう」

私が答えると、マリアは余計に恐縮してるようだった。
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