ノルとエト。

彼の名はノル。
私の名はエト。
スウェーデン語でゼロとイチを表す私たちは、両親の造ったいわゆる初号機と二号機だ。


◇◇◇


「自立駆動学習型AI"00"」ノルと、「マニュアルさえあれば何でも出来る少女」エト。
海外に行ったきりの両親をひたすらに広い屋敷で待っていた二人に、ある日初老の男が訪れる。
 ーー始まりは炎。
 朱色に包まれたのは、幼き頃の思い出と家族の帰る場所だった。
 家を失った二人を迎え入れたのは、両親の知り合いだという怪しげな着流しの用心棒だったーー。
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