23 / 35
にじゅうさん
しおりを挟む
何故がドラーゴ様は村の猫ちゃんたちを避難させた。ユバの家族は、ユバとお父様を残して避難していった。
村の中にはエマ様、ユバとお父様、ラトナとドラーゴ様だけになる。
(どうしたの? ユバも真剣な顔しちゃってるけど……この宝の剣のせい?)
ドラーゴ様はみんなを守るように前に出きた。
「サローナ、あんたの持ってるその剣は代々勇者が待つ光の剣よ!」
と、私が手に持つ、装飾の綺麗な剣を指さした。
はぁ⁉︎
「勇者が持つ光の剣? えっ、これって宝の剣じゃないの? 私の見つけた古い宝の地図に宝箱のマークがついていたわ!」
アイテムポックスを出して、古い地図を広げた。
それを見て、みんなはまた息を呑む。
「……あなた、それをどこで見つけたの?」
「え、王城の書庫ですけど……本棚の上に埃が被ったまま置かれていたから。あっ、でも、見つけた時には埃だらけの古びた真っ白な紙だったけど、手に触れた途端に地図が浮かんだの……見つけた人にだけ見える、宝の地図じゃないの?」
「宝の地図ってあんた、それ伝説の勇者装備が眠る所を記す地図よ。その地図も勇者の末裔しか見えないはずなんだけど……やっぱり、勇者なの?」
私が勇者?
ユバのお母様が元勇者パーティだといっていたから、勇者はいるのだろうけど。
勇者装備とか、なに、その、ファンタジー的な展開は……
あとその洞窟で色々やらかしちゃったけど、証拠も無さそうだし大丈夫よね。
(自分が見つけた秘密基地だと思っていたから、魔法で秘密の部屋を作ったり、プール……ポーションを作るために調合室なんかも作ったわ)
某海賊服のユバのお父様は、もふもふで短な手を組み。
「ドラ、おかしくないか? 洞窟に入ったのなら連絡が来るはずだ」
「そうよね、私も5年前にそんな連絡なかったわ。サローナ、その洞窟でモンスターいた? 戦った?」
モンスターと戦った?
「いいえ、モンスターも誰もいない普通の洞窟でした」
「普通の洞窟って……もう、訳がわからない」
みんながこの剣を見て混乱しているわ。
勝手に持ってきてはダメな代物だったの?
い、一回だけだけど……うどんが食べたくなって。
試しに作り、ネタを切る時に包丁として使用したわ。使ったあとは綺麗に掃除したわ、って! 嘘よ……鞘についてる、カピカピの小麦の塊が残ってる⁉︎
と、取れるかしら? うっ、硬い、ガッチリついてる!
「ふー仕方ないわね」
エマ様に気付かれた⁉︎ と焦ったけど、彼女は城の方角を向いた。
「洞窟の中には監視役に観察虫を放っているの。城で5年前の観察虫の映像を見ましょう」
5年前の映像⁉︎ が、残ってる。
それは非常にまずいのですがぁー!
村の中にはエマ様、ユバとお父様、ラトナとドラーゴ様だけになる。
(どうしたの? ユバも真剣な顔しちゃってるけど……この宝の剣のせい?)
ドラーゴ様はみんなを守るように前に出きた。
「サローナ、あんたの持ってるその剣は代々勇者が待つ光の剣よ!」
と、私が手に持つ、装飾の綺麗な剣を指さした。
はぁ⁉︎
「勇者が持つ光の剣? えっ、これって宝の剣じゃないの? 私の見つけた古い宝の地図に宝箱のマークがついていたわ!」
アイテムポックスを出して、古い地図を広げた。
それを見て、みんなはまた息を呑む。
「……あなた、それをどこで見つけたの?」
「え、王城の書庫ですけど……本棚の上に埃が被ったまま置かれていたから。あっ、でも、見つけた時には埃だらけの古びた真っ白な紙だったけど、手に触れた途端に地図が浮かんだの……見つけた人にだけ見える、宝の地図じゃないの?」
「宝の地図ってあんた、それ伝説の勇者装備が眠る所を記す地図よ。その地図も勇者の末裔しか見えないはずなんだけど……やっぱり、勇者なの?」
私が勇者?
ユバのお母様が元勇者パーティだといっていたから、勇者はいるのだろうけど。
勇者装備とか、なに、その、ファンタジー的な展開は……
あとその洞窟で色々やらかしちゃったけど、証拠も無さそうだし大丈夫よね。
(自分が見つけた秘密基地だと思っていたから、魔法で秘密の部屋を作ったり、プール……ポーションを作るために調合室なんかも作ったわ)
某海賊服のユバのお父様は、もふもふで短な手を組み。
「ドラ、おかしくないか? 洞窟に入ったのなら連絡が来るはずだ」
「そうよね、私も5年前にそんな連絡なかったわ。サローナ、その洞窟でモンスターいた? 戦った?」
モンスターと戦った?
「いいえ、モンスターも誰もいない普通の洞窟でした」
「普通の洞窟って……もう、訳がわからない」
みんながこの剣を見て混乱しているわ。
勝手に持ってきてはダメな代物だったの?
い、一回だけだけど……うどんが食べたくなって。
試しに作り、ネタを切る時に包丁として使用したわ。使ったあとは綺麗に掃除したわ、って! 嘘よ……鞘についてる、カピカピの小麦の塊が残ってる⁉︎
と、取れるかしら? うっ、硬い、ガッチリついてる!
「ふー仕方ないわね」
エマ様に気付かれた⁉︎ と焦ったけど、彼女は城の方角を向いた。
「洞窟の中には監視役に観察虫を放っているの。城で5年前の観察虫の映像を見ましょう」
5年前の映像⁉︎ が、残ってる。
それは非常にまずいのですがぁー!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
154
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる