虐げられた灰かぶりの男爵令嬢は紫の薔薇に愛される。
「エーリカ。貴女なんかその灰の中がお似合いよ!」
そう言って義姉様たちは部屋に戻っていった。
ああでももうこれで今日は意地悪をされずに済むのだと思うと少しホッとするけれど、あたしの寝る場所はこの灰でまみれたこの場所しか無いかと思うと悲しくなる。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
灰かぶりのおさんどん、と、そう呼ばれた彼女。
男爵令嬢エーリカ・サンドリヲンは継母や義姉に虐げられる毎日。
養子であった父さえも母に似た容姿のエーリカを疎んでいた。
「お前など、食わしてやっているだけでありがたいと思え」
気に入らないことがあるとそう言いながら彼女を鞭で打つ男爵。
そんなある日。
お城でパーティがあると着飾って出かけていく義姉たち。
留守になった屋敷の屋根裏で見つけた一冊の本が、彼女の運命を変えていく。
異世界シンデレラストーリー。
短期集中連載予定。一万字ほどの短編になります。
よろしくお願いします。
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