一本桜のその下で

家の近くの公園にある一本の大きな桜の木の下で、あの日僕は、君に出会った。

飼い犬のチー子と君の犬の富士丸の相性は、抜群で!!

僕も君も、毎日毎日ここで話をしたんだ。

また、この桜の季節がやってきた。

もう、会うことはないとわかっているのに僕は、また今日もこの場所にやってくる。

約束の時間に、五分遅刻した僕

君は、その日から現れなくなってしまった。

謝りたくて、僕は君を待った。

15年の時が経ち、現れた人。

告げられた話は、あまりにも残酷で悲しい事件だった。

それは、未成年というだけで、闇に葬られた事件、それと、繋がり合う僕の忘れられない悲しみ

そして、それは、ゆっくりと混じり合って…


僕の忘れていた真実へと繋がっていく

小説家になろう、カクヨムに載せています。
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