折角国を救ったのに、その褒美が不細工で性格の悪い王子との結婚なんてあんまりです。だから聖女を辞めて国をでるので探さないでください
聖女ターニア。
彼女は幼い頃からの血の滲む様な努力によって得た力で魔王を倒し、祖国であるカサン王国を救う。
そんな彼女に褒美として待っていたのは、カンダダ第2王子との婚約だった。
本来なら孤児の出であるターニアにとっては、王族との婚姻はまさに夢のような話である。
本来ならば……
カンダダ王子は性格が悪く不細工で、その上女癖も悪いと評判の男だった。
王族と言う肩書以外は正にゴミその物。
そんな男との婚約にぶちぎれたターニアは――
「はぁ!?冗談でしょ!?国を救ったのになんで褒美が罰ゲームなのよ!」
婚約発表後の客室でのしかかって来たカンダダ王子の腕を吹き飛ばし、南に逃走するのだった。
そうして逃避行の末、彼女は運命の出会いを果たす。
砂が覆う南方の小国タラハ。
その国の優しい王子との運命の出会いを。
この物語は一目ぼれしたクプタ王子に協力して、聖女ターニアがその強大な力で貧しい小国を発展させるお話になります。
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本来ならば……
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