奪われた声
売られた少女と少女を売った少年が幸せになる話。他サイト掲載あり。
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とても深い素晴らしいお話を読ませていただきありがとうございました。登場人物の性格描写の的確さや設定と組み立ての巧みさに魅了されました。虐げる側の残酷さと搾取される側の諦めや悲しみは現代社会に通ずるものがあり、声を奪われたヒロインは声を取り戻しても愛する人と離れ、言いたい事も言えぬのなら声など不要と思う気持ちには共感しかありません。ヒロインを守るヒーローもまた素晴らしかったです。命の限界を知りヒロインを守る人を作った愛には涙せずにはいられませんでした。罪悪感を感じながらも、自己防衛をしようとしていたもう1人のヒーローの成長も素晴らしかったです。王たちがちっぽけな存在に見えました。
そして一番最高だったのは性接待奴隷や愛人として身体は勝手な男たちの意のままにされても、心は汚さず宝石のように輝いていたヒロインです。悲惨な人生を歩みながら穢れなき主人公たちの誇り高さに心が癒されました。そしてもう一つ、他の作品の中で悪女を表現する時に「娼婦のような」という文言が頻繁に使われているのが、とても不快でしたので女性が男好きで娼婦になるのではなくお金や権力を持った人たちにそうなるように追い詰められているということをこの作品で表現していただき嬉しかったです。
書籍化されたら必ず購入したいと思いました。格調高い作品をありがとうございました。
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