if本能寺
作 大原 刃
天正10年6月2日(1589年6月12日)深夜、月も星も見えない闇夜を1万3千の兵を率いて、織田信長の命を受けた、明智光秀は、羽柴秀吉の援軍の為、備中高松城に向けて行軍していた。
すると、後方から早馬が、光秀の下へ…。
密偵「殿、一大事にございます。何者が本能寺を、包囲しております。」
光秀「何っ…。」
今、畿内にいる軍勢は、我軍のだけのはずだが…?
光秀「いったい何者が、本能寺を包囲していると言うのだ。」
密偵「はい。それが…。明智軍の旗印、水色桔梗の軍にございます。」
光秀「何っ?それは真か?」
光秀は、何者かが、自分に、謀反の罪を着せようとしているのを、感じた。
密偵「はい。確かに、この目で…。」
光秀「…。何故、我軍の旗印の軍勢が…。」
秀満「殿、何者が、そのような真似を…。」
(明智秀満、明智光秀家臣、光秀の娘婿)
光秀「おそらく、秀吉の仕業か…?こうしては居れん、本能寺に向うぞ!」
秀満「はっ!御意。」
光秀は、手綱を引き馬を反転させると、
光秀「これより、我が軍は、信長様を、お救いすべく、本能寺へ向かう。敵は、本能寺にあり!!」
家臣「おおっ!!」
真っ暗な夜空に、明智軍の歓声が、響いた。
明智軍が、反転し本能寺へと方向を変え、行軍し始めると、早馬が、急報を告げた。
密偵「先ほど、本能寺で謎の軍勢と、織田の軍勢の戦闘が始まりました。本能寺を包囲した謎の軍勢、およそ5千、織田の精鋭部隊約150、信長様が、討取られるのも、時間の問題かと…。」
光秀「まずいな。秀満、急ぐぞ。」
秀満「はっ。」
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