聖女は秘密の皇帝に抱かれる

 神が皇帝を定める国、バラッハ帝国。
『次期皇帝は国の紋章を背負う者』という神託を得た聖女候補ツェリルは昔見た、腰に痣を持つ男を探し始める。
 行き着いたのは権力を忌み嫌う皇太子、ドゥラコン、
 痣を確かめたいと頼むが「俺は身も心も重ねる女にしか肌を見せない」と迫られる。
 戸惑うツェリルだが、彼を『その気』にさせるため、寝室で、浴場で、淫らな逢瀬を重ねることになる。
 快楽に溺れてはだめ。
 そう思いつつも、いつまでも服を脱がない彼に焦れたある日、別の人間の腰に痣を見つけて……。
 果たして次期皇帝は誰なのか?
 ツェリルは無事聖女になることはできるのか?
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