公爵令嬢は憑依令嬢だった!?~移り気なあの子は異世界最凶~

「神様神様~、私あのゲーム好きなのよね~。」
「…それってヘラ○レスの栄光?」
「そう、それ。」
「身体をあれこれ入れ替えて戦えるのが新しいよね、4の」
「あー…あったな、確か。ドラクエとは違った不朽の名作だな」
「もし転生するなら欲しいのは身体を自由に入れ替える異能が欲しい。
…何てゆうか…ロマンじゃん?」
「……。」
「……。」

……二人──神の不注意で死んだばかりの少女とそんな齢16歳にしてうっかりミスで死んだ原因の張本人「神」が話しているこの場は…市松模様の黒白床の上、黒塗りのソファに腰掛け対面しているこの場所は──<狭間の界>。

世界と世界の狭間──生と死の分岐点…逢う魔ヶ時だとか、黄昏時とか言われる場所。

本来は魂は留まれない場所──だが、『今は』神の不注意による意図しない少女の死なので……このように招いているのだ。

──今は神が対面に座る少女に対する次の転生先での『要望』を聞いている最中である。


これはそんな『憑依系令嬢』が周囲の人から人へと憑依して憑依したり憑依して問題を解決したり、婚約破棄を物理で解決する物語──なのかもしれない。

『憑依出来る人』を探す旅路の果てに公爵令嬢は幸せを掴むのだろうか?
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