あなたがが婚約破棄の証拠として持ってきた書類、私が作ったニセモノだって気づかないんですね
フィオナの婚約者である第二王子ドルムは、王族としての仕事をすべてフィオナに押し付けながら毎日、妾と遊ぶ男だった。それでもフィオナは王家のためにと耐えていたが、ある日、ドルムから婚約破棄を突きつけられる。しかも身に覚えのない横領の罪を突きつけられる形で……。
そんな絶体絶命のフィオナを逮捕しに現れるのは冷徹宰相と呼ばれるサリオンだったが、彼は不敵に笑い。その瞬間、この茶番劇が何を目的としていたのか明かされる。「承知しました。この場にいる本当の犯罪者を捕らえましょう」
騒動の果てにフィオナは怒りを超えて悲しくなった。どれほどまで自分は軽んじられていたのだろうと。
「――婚約者様は、私の字すらわからないのね」
そんな絶体絶命のフィオナを逮捕しに現れるのは冷徹宰相と呼ばれるサリオンだったが、彼は不敵に笑い。その瞬間、この茶番劇が何を目的としていたのか明かされる。「承知しました。この場にいる本当の犯罪者を捕らえましょう」
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「――婚約者様は、私の字すらわからないのね」
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