訴訟依存症:正義を拗らせたポテトの記
職もなく、金もなく、信用もない大湯(通称:ポテト)は、日々の不満を他人のせいにしながら、タバコ片手に街をふらついていた。ギャンブルに溺れ、借金を重ね、友人たちには見捨てられて当然の態度。それでも本人は「俺は間違ってない」と言い張り、言葉巧みにりゅうから金を借り、りょうを見下し、かもめと騒がしい日々を送っていた。
ある日、コンビニの店員に注意されたことをきっかけに、「これは名誉毀損だ」と言い出し、ネットで見た無料相談の広告に食いつく。これを皮切りに、大湯の“訴訟ごっこ”が始まる――。
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