宇宙エレベーター 

 25年間の建設工期で作られた、この宇宙エレベーターの全長は96,000kmです。
 この場所が、地球上の、宇宙への発着点でアース・ポートです。
 このアース・ポートは、ここ、グベ島の赤道上に、陸上部分と海上部分に分けて建設されています。
 陸上部分は、順次、空港やホテル、宇宙開発に関係する企業の研究所が誘致され、大きな街になります。
 海中トンネルで結んだ海上部分には、宇宙エレベーターのクライマー発着場、出発・到着ロビー、管理施設のほか、格納庫、修理工場、倉庫、研究開発センターなど、アース・ポートの要(かなめ)となる施設があります。
 海上施設は、直径約400mで、最下部に造られた中空のコンクリートの浮力で、海に浮かんでいます。宇宙へと延びるケーブルを固定している部分では、海水を利用したバラスト調整システムによって、ケーブルにかかるテンションを制御しています。
 静止軌道上には、最大規模の駅、静止軌道ステーションがあります。
 静止軌道ステーションでは、大規模な宇宙太陽光発電や宇宙環境を活かした研究開発などが行なえるほか、地上からの観光地としても利用できます。
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