『婚約破棄されたモブ令嬢ですが、裏で国家経済を牛耳っていたので痛くも痒くもありません』
異世界乙女ゲームの「冴えないモブ伯爵令嬢」ローザ・ヴァルハイトに転生した主人公。
彼女は前世のマーケティング知識と経営手腕を駆使し、裏社会で国家経済の大部分を握る「ヴェルデ商会」の極秘支配者として君臨していた。
しかし、学園の卒業パーティにて、愚かな婚約者レオン公爵令息と、自称「光の聖女」の平民ヒロイン・マリアから、大勢の前で理不尽な婚約破棄を突きつけられてしまう。
「冷酷で可愛げのない女など、ヴァルト公爵家にもこの国にも不要だ!」
そう吐き捨てられたローザだったが、ダメージはゼロ。むしろ、彼女は待ってましたとばかりに静かに微笑む。
「——左様ですか。では、私が今までこの国に投資していた全資産と事業、すべて回収させていただきますわね?」
ローザの手引きにより、彼女の真の才気を見抜いていた隣国サンジュセル王国の完璧な王太子・クレマンが現れ、ローザを自国へとスカウト&救出。
国家の「本物の財布」を失った旧祖国と元婚約者たちは、あっという間に国家経済が崩壊し、無一文となって極寒の開拓地へ左遷されるという惨めな末路をたどることに。
一方、サンジュセル王国へ渡ったローザは「最高経済顧問」としてその手腕をいかんなく発揮。新技術や医療改革で国を空前の大繁栄へと導いていく。
そして、かつて「男の愛など不要」と心を閉ざしていたローザに対し、クレマン殿下の過保護で熱烈な溺愛攻撃が止まらず——!?
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