不遇の花詠み仙女は後宮の華となる

髙の山奥にある華仙一族の隠れ里に住むは、華仙術に秀でた者の証として花痣を持ち生まれた娘、華仙紅妍。
花痣を理由に虐げられる生活を送っていた紅妍だが、そこにやってきたのは髙の第四皇子、秀礼だった。
姉の代わりになった紅妍は秀礼と共に山を下りるが、連れて行かれたのは死してなお生に縋る鬼霊が巣くう宮城だった。
宮城に連れてこられた理由、それは帝を苦しめる禍を解き放つこと。
秀礼の依頼を受けた紅妍だが簡単には終わらず、後宮には様々な事件が起きる。
花が詠みあげる記憶を拾う『花詠み』と、鬼霊の魂を花に渡して祓う『花渡し』。
二つの華仙術を武器に、妃となった紅妍が謎を解き明かす。

・全6章+閑話2 13万字見込み
・一日3回更新(9時、15時、21時) 2月15日9時更新分で完結予定

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・華仙紅妍(かせんこうけん)
 主人公。花痣を持つ華仙術師。
 ある事情から華仙の名を捨て華紅妍と名乗り、冬花宮に住む華妃となる。

・英秀礼(えいしゅうれい)
 髙の第四皇子。璋貴妃の子。震礼宮を与えられている。

・蘇清益(そ しんえき)
 震礼宮付きの宦官。藍玉の伯父。

・蘇藍玉(そ らんぎょく)
 冬花宮 宮女長。清益の姪。

・英融勒(えい ゆうろく)
 髙の第二皇子。永貴妃の子。最禮宮を与えられている。

・辛琳琳(しん りんりん)
 辛皇后の姪。秀礼を慕っている。
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