快晴の空の一面の群青

盗撮癖のあるニートの道夫は、快晴の青空を見上げることができなかった。そのあまりの美しさの奥に潜む恐怖と向き合う勇気がなかったからだ。ある日、道夫は粗大ゴミのなかより大変美しい絵画を見つけ、陶酔する。その美しさは死を予感させるほどに残酷で、快晴の青空とよく似ていたーー

※坂口安吾のパスティーシュです。腕試しにお付き合いください。
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,457 位 / 184,457件 現代文学 7,863 位 / 7,863件

処理中です...