甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
現在の順位:16位 / 656件
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
時代小説については自身は不勉強なところが多く、触れたとしてもコミックスの花の慶次や子供の頃に観た時代劇程度であり、ライトノベルの方が割合が多いのですが、失礼ながらも手前勝手な感想を失礼いたします。作者の実力については、驚くところばかり、何と言っても語彙の多さ、これは作家としての「弾丸」と言ってもいいくらい、その語彙の圧倒的多さ、時代小説としてのセリフ回しの強さ、地の分による説明と表現力の高さ、どれも唸るほどの高い実力が詰め込まれていると思いました。少なくとも今の私の実力では到底このような小説は作れない、実力の違うを思い知るばかりでした。これが本当に一冊の本になったとしたら、ぞくりと寒気が出るほどの気迫が込められている。上には上がいるもの、としかりとずっしりと、思い知らされました。
第三章 読了しました。
『興味と加勢』が特に面白かったです。幸綱の雰囲気が、只者ではない感じを醸し出していて好きです。自由奔放な性格をしているのに、誰よりも洞察力がありそうで、かっこいいですね。敵方が動き出したタイミングでお話を切るのも、見事です。続きが気になってすぐに第三章の最終話へ手を伸ばしてしまいました。
第二章は問題提起の章でしたね。
全貌が明らかになるにつれ、事態が重々しく動いていたことが明らかになってきましたね。あくまで噂だと信じたい気持ちがある一方、これが真であった場合、今までの繋がりが途絶えることを意味している。徐々にハラハラとさせる物語の運びは見事。
第一章まで読みました。
丁寧な物語の進め方に読者への気遣いを感じられます。二年間眠っていたことにより、現在の状況を知らないからこそ、教えを乞う流れに違和感なく、信繁と同じ気持ちで読むことができました。
冒頭の合戦の迫力が素晴らしく、よく練り上げていると感じました。
僕は合戦のシーンが苦手で、むしろないほうがいいと思っていましたが、その認識を変えてしまうほど見事な合戦の描写が描かれていました。
やはり、ナンバーワンです!
「息子と妻」まで読了。
史実と異なるルートをたどる、架空戦記の色を入れた本作。それ故の楽しさ、それ故の難しさは、同じく架空戦記を取り入れる者として、承知しております。
序盤の合戦シーンは、迫力があり、読者の心を掴むには十分な導入だと思います。
中途半端なシーンより、いきなり戦場にぶっこんだ方が食いつきはいいと思うので、ナイスです!
あなたにおすすめの小説
黄金の艦隊 マネー・パワーで歴史を変える男
俊也嘘が日本をアメリカの州にする ―誰も「偽物」と断言しなかった1944年の偽造暗号―
あまね
第三次元寇 迎撃九州防衛戦
みにみ
遠きレイテ 奇跡を起こすことが義務付けられた日
みにみ