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第二章「神崎柚乃」
第一話【空吹く風と、聞き流す(1)】
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久しぶりに帰って来たアパートは、やっぱり気楽だ。
ニーエルディーケーのワンルーム。ノートパソコンを置いたデスク。趣味で読む用の本と、ファイルがいくつか入った書棚。無造作に積み上げられた衣装ケース。整理整頓された、と言えば聞こえはいいが、あまり生活感のない部屋だ。若い女の一人暮らしにしては華がない。
上はシルク調のキャミソール、下は白のホットパンツ、あられもない姿でうろついていても気兼ねせずに済むのは一人暮らしのいいところ。
薫さんの所にいたときも、風呂上りに時々こんな格好でうろついた。それでも、襲われることはついぞなかった。生真面目だからか、それとも私に女としての魅力がないのか。
ああいうところなんだよなー。
毒を吐いてから次にため息を吐く。何を考えているんだ私。
どちらにしても、終わったことだ。
キッチンに行き、芋焼酎を炭酸水で割ってハイボールにする。炭酸水を静かに注いで混ぜるのが、おいしくいただくコツなのだ。
グラス片手にパソコンの前に座り、何度も観た動画を再生していく。
「お、いいねえ。私も一杯飲みたい」
「うひゃあ」
唐突に背中からかけられた声に驚き、背筋がぴんと伸びた。
「背骨がまっすぐで綺麗だ。柚乃、あんたたぶん長生きできるよ。……私も焼酎もらっていーい?」
振り返ると、冷蔵庫の中身を物色している楓がいた。
肩の下くらいまで伸ばした黒髪をゆらしながら鼻歌を歌っている。パンツスーツ姿なので仕事上がりなのだろうが、いつの間に部屋に入っていたのやら。
相変わらず神出鬼没な上に勝手だ。
「あのさあ……。お願いだから家の中に入ってくる前に声をかけて。不法侵入を許すために、合鍵を渡しているわけじゃないんだから。というか普通はよ呼び鈴鳴らさない?」
が、私の不満は楓に届かない。「いいじゃん、別に」などと言いながらタンブラーを借用して焼酎モヒートを作り、空きのチェアを引っ張ってきて私の隣に座った。
「何観てんの? ああ、防犯カメラの映像ね」
パソコンのディスプレイを注視した楓に頷く。
葉子さんが死んだ日の、マンションの入り口に設置されていた監視カメラの映像だ。葉子さんが帰宅した昼過ぎから、彼女が自殺した夕刻までの映像がおさめられている。確認用として、警察から薫さんのところに回ってきたものの複製だった。
大きな声では言えないが、彼が不在のときこっそり複製した。
「でもさあ、特に怪しい人物は映っていないんでしょ?」
「うん。一見しただけではね」
「一見しただけでは?」
「そう」
この日、マンションに出入りした人物は四人。そのうち三人は、マンションに入るところと出るところの映像が残っている。動きに不審な点はない。最後の一人はマンションに入ったきり出てこないが、マンションの住人だと調べがついているしアリバイもある。
ゆえに、あれは不幸な事故か自殺であった、との線が濃厚となっている。
「でもね。ここ見て」
そう言って、映像を一時停止する。赤い制服を着て、同色の帽子を目深に被った宅配ピザの宅配員が、マンションに入ろうとしている姿が映っている。
「デリバリーピザの宅配員か。これがどうかしたの?」
口をつけていた焼酎モヒートのグラスをデスクの上に置き、楓が身を乗り出した。
楓とは数奇な縁で結ばれている。孤児院にいたときの知り合いで、幼馴染に近い存在だった。彼女が孤児院を退所してから疎遠になっていたが、昨年の秋ごろばったりと街で再会した。現在はフリーランスの探偵事務所に勤務しているとかで、これまでずいぶんと助けられている。
「この宅配員がマンションに入ったのは十八時五分。マンションを出たのは、二十五分後となる十八時三十分」
考えをまとめるみたいに、楓が沈黙する。
「二十分後か。時間だけなら、別におかしいところはなさそうね。でも」
さすがは探偵といったところかな。どうやらその可能性に気づいたみたい。
「それって、件の筧葉子が死んだ時間と被っていない?」
「そうだね。被っている」
薫さんが住んでいるマンションは七階建てだ。葉子さんが即死だったことを鑑みて、薫さんの部屋がある五階よりも下からの落下は考えにくい。だがあの日、六階と七階の住人は外出していて共にアリバイがある。屋上への扉は封鎖されていた。薫さんの部屋である510号室には鍵がかかっていた。
これが、警察が自殺であろうと断定した根拠のひとつ。しかし――。
「もし、この宅配員がマンションの住人の変装だとしたら?」
やっぱり、同じところに気づいたわね。
「うん。たとえばの話だけど、ピザの宅配員を装って鍵を開けさせ、そのまま強引に押し入って葉子さんを突き落としたとしたら? 自殺の線は崩れるってわけよね」
「うーん」
私の仮説に頷きかけるも、解けかけた糸が再び絡んだときみたいに、楓が神妙な顔になる。
「その推理だと、筧葉子を殺すこと自体は可能だけれど、部屋に鍵をかけて退出する方法がない。鍵は紛失していなくて、部屋の中に他人が侵入した痕跡はなかったんだよね?」
「そう。だからこの推測は成り立たない。密室にしたあとで、鍵を部屋の中に戻せたらどうにかなりそうなんだけど……」
推理小説のトリックで、こういうネタが何かありそうだ。窓から出入りする方法が、もし何かあるなら。
「屋上に呼び出してそこから突き落としたってことはないの? 施錠されていたとは言っても、鍵ならどうにかできるかもしれない……」
言いながら、楓は自分の推理の矛盾に気がついたらしい。
「いや、おかしいな。そこまでするくらいなら、筧葉子の部屋に押しかけて犯行を行ったほうがよほど簡単だ。わざわざ屋上に呼び出す必要はない」
「そうなんだよね。そこで結局わからなくなる。ついでに言えば、この日、ピザは確かに宅配されているんだよね。葉子さんのいた部屋に」
そっかあ、と楓が呟く。
「じゃあ、やっぱりこの宅配員はシロなのか」
「どうだろうね?」
「え?」
楓が、切れ長の瞳を丸くした。
停止させていた映像を拡大して見せた。宅配員の上半身が、大写しになるように。
「この制服。一世代前の物なんだ。胸元に入っているロゴの位置が、今店が使っている制服と違う」
ウインドウをもうひとつ開いて、ピザ店の公式ホームページの画像を並べて見せた。
「ほんとだ」
ホームページの画像と、監視カメラの映像とを、食い入るように楓が見る。
「もっとも、この当時は制服が代替わりしたばかりだったし、古い物を一部の宅配員が使っていたとも考えられるけど。それに、監視カメラの映像は小さいうえに不鮮明だから、見間違いかもしれないんだけど」
「……まあ、確かにね。でも、一応調べてみる価値はあるのかな。宅配記録を調べたら、宅配員の名前はわかるわけだしね」
「だね」
筧葉子の死因は自殺だった、という確証を得るまでは、私の心の中にあるわだかまりは消えない。我妻教授の事件にしたってきな臭い。双方の事件は表向き解決していることになっているが、私にはとてもそうは思えない
火事があったあの日、私は我妻教授を突き飛ばして怪我を負わせた。
恐ろしくなって、教授の家を出てしまったが、私は家に火を点けてなどいない。
警察は阿相容疑者を犯人として逮捕したが、彼自身は犯行を否認している。それがもし真実であるなら、放火した第三者がいることになるんだ。間違いなく。
だとしたら、それはいったい誰なのか。
ふたつの事件の裏に真犯人がもしいるとしたら、そいつこそが姉を死に追いやった黒幕かもしれないのだ。
「大丈夫?」とこちらを覗き込んでいる楓の声で、考え事から引き戻された。
「ああ、うん。大丈夫だよ。あとで調べたいことがあるから、そのときまた協力してくれる?」
「もちろんだよ。なんでも私に相談して」
そう言って胸を張る楓の瞳は、幼い頃に見たものと変わりなかった。
向けられた、真摯な瞳が少しだけ眩しい。我妻教授が亡くなったあの日、私が教授の家に行っていた事実だけは、言えずにいるだけに。
*
ニーエルディーケーのワンルーム。ノートパソコンを置いたデスク。趣味で読む用の本と、ファイルがいくつか入った書棚。無造作に積み上げられた衣装ケース。整理整頓された、と言えば聞こえはいいが、あまり生活感のない部屋だ。若い女の一人暮らしにしては華がない。
上はシルク調のキャミソール、下は白のホットパンツ、あられもない姿でうろついていても気兼ねせずに済むのは一人暮らしのいいところ。
薫さんの所にいたときも、風呂上りに時々こんな格好でうろついた。それでも、襲われることはついぞなかった。生真面目だからか、それとも私に女としての魅力がないのか。
ああいうところなんだよなー。
毒を吐いてから次にため息を吐く。何を考えているんだ私。
どちらにしても、終わったことだ。
キッチンに行き、芋焼酎を炭酸水で割ってハイボールにする。炭酸水を静かに注いで混ぜるのが、おいしくいただくコツなのだ。
グラス片手にパソコンの前に座り、何度も観た動画を再生していく。
「お、いいねえ。私も一杯飲みたい」
「うひゃあ」
唐突に背中からかけられた声に驚き、背筋がぴんと伸びた。
「背骨がまっすぐで綺麗だ。柚乃、あんたたぶん長生きできるよ。……私も焼酎もらっていーい?」
振り返ると、冷蔵庫の中身を物色している楓がいた。
肩の下くらいまで伸ばした黒髪をゆらしながら鼻歌を歌っている。パンツスーツ姿なので仕事上がりなのだろうが、いつの間に部屋に入っていたのやら。
相変わらず神出鬼没な上に勝手だ。
「あのさあ……。お願いだから家の中に入ってくる前に声をかけて。不法侵入を許すために、合鍵を渡しているわけじゃないんだから。というか普通はよ呼び鈴鳴らさない?」
が、私の不満は楓に届かない。「いいじゃん、別に」などと言いながらタンブラーを借用して焼酎モヒートを作り、空きのチェアを引っ張ってきて私の隣に座った。
「何観てんの? ああ、防犯カメラの映像ね」
パソコンのディスプレイを注視した楓に頷く。
葉子さんが死んだ日の、マンションの入り口に設置されていた監視カメラの映像だ。葉子さんが帰宅した昼過ぎから、彼女が自殺した夕刻までの映像がおさめられている。確認用として、警察から薫さんのところに回ってきたものの複製だった。
大きな声では言えないが、彼が不在のときこっそり複製した。
「でもさあ、特に怪しい人物は映っていないんでしょ?」
「うん。一見しただけではね」
「一見しただけでは?」
「そう」
この日、マンションに出入りした人物は四人。そのうち三人は、マンションに入るところと出るところの映像が残っている。動きに不審な点はない。最後の一人はマンションに入ったきり出てこないが、マンションの住人だと調べがついているしアリバイもある。
ゆえに、あれは不幸な事故か自殺であった、との線が濃厚となっている。
「でもね。ここ見て」
そう言って、映像を一時停止する。赤い制服を着て、同色の帽子を目深に被った宅配ピザの宅配員が、マンションに入ろうとしている姿が映っている。
「デリバリーピザの宅配員か。これがどうかしたの?」
口をつけていた焼酎モヒートのグラスをデスクの上に置き、楓が身を乗り出した。
楓とは数奇な縁で結ばれている。孤児院にいたときの知り合いで、幼馴染に近い存在だった。彼女が孤児院を退所してから疎遠になっていたが、昨年の秋ごろばったりと街で再会した。現在はフリーランスの探偵事務所に勤務しているとかで、これまでずいぶんと助けられている。
「この宅配員がマンションに入ったのは十八時五分。マンションを出たのは、二十五分後となる十八時三十分」
考えをまとめるみたいに、楓が沈黙する。
「二十分後か。時間だけなら、別におかしいところはなさそうね。でも」
さすがは探偵といったところかな。どうやらその可能性に気づいたみたい。
「それって、件の筧葉子が死んだ時間と被っていない?」
「そうだね。被っている」
薫さんが住んでいるマンションは七階建てだ。葉子さんが即死だったことを鑑みて、薫さんの部屋がある五階よりも下からの落下は考えにくい。だがあの日、六階と七階の住人は外出していて共にアリバイがある。屋上への扉は封鎖されていた。薫さんの部屋である510号室には鍵がかかっていた。
これが、警察が自殺であろうと断定した根拠のひとつ。しかし――。
「もし、この宅配員がマンションの住人の変装だとしたら?」
やっぱり、同じところに気づいたわね。
「うん。たとえばの話だけど、ピザの宅配員を装って鍵を開けさせ、そのまま強引に押し入って葉子さんを突き落としたとしたら? 自殺の線は崩れるってわけよね」
「うーん」
私の仮説に頷きかけるも、解けかけた糸が再び絡んだときみたいに、楓が神妙な顔になる。
「その推理だと、筧葉子を殺すこと自体は可能だけれど、部屋に鍵をかけて退出する方法がない。鍵は紛失していなくて、部屋の中に他人が侵入した痕跡はなかったんだよね?」
「そう。だからこの推測は成り立たない。密室にしたあとで、鍵を部屋の中に戻せたらどうにかなりそうなんだけど……」
推理小説のトリックで、こういうネタが何かありそうだ。窓から出入りする方法が、もし何かあるなら。
「屋上に呼び出してそこから突き落としたってことはないの? 施錠されていたとは言っても、鍵ならどうにかできるかもしれない……」
言いながら、楓は自分の推理の矛盾に気がついたらしい。
「いや、おかしいな。そこまでするくらいなら、筧葉子の部屋に押しかけて犯行を行ったほうがよほど簡単だ。わざわざ屋上に呼び出す必要はない」
「そうなんだよね。そこで結局わからなくなる。ついでに言えば、この日、ピザは確かに宅配されているんだよね。葉子さんのいた部屋に」
そっかあ、と楓が呟く。
「じゃあ、やっぱりこの宅配員はシロなのか」
「どうだろうね?」
「え?」
楓が、切れ長の瞳を丸くした。
停止させていた映像を拡大して見せた。宅配員の上半身が、大写しになるように。
「この制服。一世代前の物なんだ。胸元に入っているロゴの位置が、今店が使っている制服と違う」
ウインドウをもうひとつ開いて、ピザ店の公式ホームページの画像を並べて見せた。
「ほんとだ」
ホームページの画像と、監視カメラの映像とを、食い入るように楓が見る。
「もっとも、この当時は制服が代替わりしたばかりだったし、古い物を一部の宅配員が使っていたとも考えられるけど。それに、監視カメラの映像は小さいうえに不鮮明だから、見間違いかもしれないんだけど」
「……まあ、確かにね。でも、一応調べてみる価値はあるのかな。宅配記録を調べたら、宅配員の名前はわかるわけだしね」
「だね」
筧葉子の死因は自殺だった、という確証を得るまでは、私の心の中にあるわだかまりは消えない。我妻教授の事件にしたってきな臭い。双方の事件は表向き解決していることになっているが、私にはとてもそうは思えない
火事があったあの日、私は我妻教授を突き飛ばして怪我を負わせた。
恐ろしくなって、教授の家を出てしまったが、私は家に火を点けてなどいない。
警察は阿相容疑者を犯人として逮捕したが、彼自身は犯行を否認している。それがもし真実であるなら、放火した第三者がいることになるんだ。間違いなく。
だとしたら、それはいったい誰なのか。
ふたつの事件の裏に真犯人がもしいるとしたら、そいつこそが姉を死に追いやった黒幕かもしれないのだ。
「大丈夫?」とこちらを覗き込んでいる楓の声で、考え事から引き戻された。
「ああ、うん。大丈夫だよ。あとで調べたいことがあるから、そのときまた協力してくれる?」
「もちろんだよ。なんでも私に相談して」
そう言って胸を張る楓の瞳は、幼い頃に見たものと変わりなかった。
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